富士山本宮浅間大社の最後は、二の鳥居近辺からの境内の紹介。まずはご亭主殿が愛してやまない(笑)狛犬さんから。
二の鳥居脇にて広大な境内全域を守護されるのは、陽気な顔が最高に素敵な江戸流れの狛犬さん一対。「大正七年(1918)五月吉日」の刻。
自由に走り回りたくてむずかる仔狛の体をしっかりと捕まえてにこやかに笑う阿形さん。
どうですか?この仔狛さんの不満たらたらのなんとも素敵な顔(笑)。我が家の愛猫も良くこんな顔をして見上げてくれましたっけ・・。
吽形さんは、そんな親子の様子をこの上ない優しさで見守って笑っています。誰の為なのか、綺麗な飾りまりを手にして・・。
見つめ合う一対の間に流れているのは、人も獣も等しく同じ。相方への深い思い、優しさ、労わり・・私たちもかくありたいと思う。
狛犬さんたちの近くには馬上より矢をつがえる「流鏑馬(やぶさめ)」の像。 ここ「富士山浅間大社」では、毎年五月五日に無形民俗文化財の流鏑馬祭りが行われます。
「浅間大社」の流鏑馬の起源は、『源頼朝』が富士の巻狩を行った際に流鏑馬を奉納した事がはじまりとされています。曽我兄弟の仇討ちの舞台となったあの「富士の巻狩」、こんなところで登場しました。
二の鳥居から楼門にいたる間に作られた神池は、美しい景色を映し出し「鏡池」とも呼ばれます。 本当はこの池に映りこんだ美しい富士山を紹介したかったのですが・・・腕が及びませんでした(^^;)
「針塚」は使えなくなった針を供養した塚ですが、2011年の参拝では見かけなかった気がします。 とはいえ、本当に無かったのかどうかこの上なく不確かで、実はちっとも自信がありません(笑)
最後の紹介は西鳥居の手前にある祈祷殿の隣。鳥居の向こうにある溶岩の上に建立されていた「忠魂碑」。碑には「明治三十七八季戦没 彰忠碑 侯爵. 西園寺公望書」の刻。
「富士山本宮浅間大社」は、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一つとして、2013年にUNESCOの世界遺産リストに登録されました。
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