富里市御料「豊受神社」の敷地内に「大久保卿牧羊場選定の碑(市指定有形文化財)」があります。
明治8年(1875)、政府は日本で最初の牧羊場(下総牧羊場)を、富里市十倉・御料などに開設しました。 その当時、富里の選定地調査に同行していたのが『大久保利通』さん。何を思ったか唐突に土手に駆け上がり「ここに決めた!」と鶴の一声😅 その一言で、この地に牧羊場の開設が決定したと言われています。
何と言うか・・日本国中に派遣された「牧羊開業取調掛」の皆さん。日々、緻密な調査に頑張っていた筈だったと思うのですが、こんなに簡単に決めちゃうなんて・・それとも特殊能力をお持ちだったのでしょうか😲
かつて下総と呼ばれたこの地域には、広大な「牧(まき)」が形成され、野生の馬が放牧されていました。 古くは平安時代の官牧に始まり、徳川家康の入府以降は「佐倉七牧」として発展したと云います。 先の『大久保利通』が駆け上がった土手こそ、実は!野馬の放牧に利用されていた「野馬土手」だったのです。つまり彼は本能的にその地を察知したんでしょうか。 今回の旅では、残された野間土手を見る事はできませんでしたが、馬の存在は市内のあちこちに。 たとえばこの街灯、飛翔する馬の姿が見事に表現されていて、お気に入りの一枚。
馬の話はこれくらいで、全国でも有数のすいかの名産地「富里市」。思いがけない場所で色んな西瓜に出会えました。
市役所の玄関前には、いかにも美味しそうな六つ切りの西瓜のモニュメント。 スイカ好きの私の目から見ても、この富里スイカ、本当に甘くてジューシーな感じが良く出ています。
富里市中沢にある「千葉ガス富里供給所」には、スイカ柄の巨大ガスホルダーがあります。 ネットで見つけた時は???でしたが、富里がスイカの名産地と聞いてもの凄く納得しました。それにしても巨大😲
スイカ柄のガスホルダーは、熊本県合志市の西部ガス、岩手県の盛岡ガス滝沢工場内にもあるそうです。 でも、直径が33.8mの富里市のガスホルダーは、群を抜く国内最大級の大きさなんです。
で、実は私・・この時すぐ近くに「雉」を発見😲 速攻でデジカメを向け、見事に画像をGet。 たまに見つける事が有っても、カメラを取り出す前に逃げられるのに・・自分で言うのもなんですが、なんか凄いです😃
訪問日:2014年5月19日&2019年3月18日
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