チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

あけました、旧正月

2020年01月27日 | 日々のつれづれ

 

 旧正月で、おめでとう。

息子のこの絵は、夜雨が降って、朝晴れたときの

水のしずくの虹色のよう。

 

さて2020も日常です。

長〜い野菜、ふたつも並んだから撮ってみました。

両方とも50cm以上あります。

たくさんたべれます。

(あ、大根は下半分スが入ってた・・・)

 

本年もよしなに。

 


ヤマダニに噛まれる〜の巻

2019年07月18日 | 日々のつれづれ

 

 うちは山の中腹部にあり、イノシシやシカ、カモシカなどよくお目にかかる。

今日も朝から子どもの登下校する道で熊の目撃情報があって、大騒ぎになった。

 

そんな野生動物が身近にいるところで暮らしているので、

彼らの体についているヤマダニは、近くの裏山や休耕田あたりに落ちていることになる。

 

ヤマダニ(マダニ)というのは家にいる目に見えないくらいの小さいダニと違って

はっきり目で見える大きさ。

生まれたてのちいさいクモみたい。

これが皮膚にくっついて1日くらいたつと口の部分を皮膚にめり込ませ血を吸い始める。

そうするとだんだん膨れてきて小豆くらいの大きさになると自然に落ちる。

最近ではウイルスを保持したマダニに喰われ発病して死に至る事例も報告されている。

 

先週のある日、そのヤマダニ(マダニ)に喰いつかれてしまった。

足に何かイボみたいなものがついていて

これはもしかして・・・と思ったらやっぱりそれは

血を吸って少し大きくなったヤマダニであった。

 

さてここでネット検索して色々調べて見ると、ほぼみなさん「病院へいけ」とある。

患部をメスで切り取るらしい。

そこまでするとダニのウイルスが入り込んだ部分をしっかり切除できるんだろう。

 

ふーむ。

取り急ぎうちでできる対策をやってみよう。

 

こんなこともあるだろうと、買ってありました「Tick Twister」。

実は昨年高校生の息子の腕にこのマダニがくっついていたことがあり

(でもそれはまだ血を吸う前で、ピンセットでつまんだらすぐに取れた)

「うちの環境では近いうち必ずまた喰われる」そう思って密林Aで購入しておいたのだった。

これはどうやら虫の研究などをして草むらに入っていく方々の間では

よく知られているものらしい。

お値段も1000円しないしカラビナに引っ掛けておくようになっている。

 

さてこのちいさい釘抜きみたいなもので、マダニの頭を引っ掛けてクルクル捻り

マダニを引っこ抜く。

私の場合血を吸われて1日経過するかしないかだと思うけれど、3mmくらいになっていたマダニを

引っこ抜くときは結構痛みを伴った。

 

それから父ちゃんが山仕事に持って行ってるPoison Remover。

 

ハチやアブに刺されたとき毒を吸い取る道具(ヘビも可)。

これでマダニの毒を吸い取ることもしておく。

うちではこれで様子を見ることにした。

熱が出たり嘔吐があったらそのとき病院に行くことにする。

 

さて今日で喰いつかれて10日以上経っている。

以下今までの経過。

 

1〜5日 喰いつかれた部分が小さく赤く腫れている。5mm程度しかない。

     しかし太い注射をした後のような痛みがずっと残っている。

6日以降 徐々にかゆみが強くなり、掻いてしまうからか腫れが大きくなってきた。

     今のところ発熱嘔吐などの症状はなし。

対処:かゆみが強いので温灸をする。ムカデのときこれが効いたので。

   

さて今後はどうなるのか?

潜伏期間は2週間までとあるので、まだ油断はできないけれど、

まあこんな感じで腫れがひいて行くだろう。

と言ってる今日は畑でアリの大群に襲われ、逃げ帰ったけどいくらか刺された。

ああ・・・・。

 

     こんないいポスターも検索したら出てきた。まさしく!

 

 

 

 

 


2019事件簿〜新年早々の巻

2019年01月11日 | 日々のつれづれ

 

 うちは夕方忙しい。

 

薪風呂が沸いたらすぐに入らねばならず

夕飯もある、部活が終わった16歳息子を拾いに行く、

なのにわたしは塾へ仕事へ出て行く。

あとは父ちゃんが8歳児とともにアタアタとやりこなさねばならない。

 

この日もいつものように夜7時少し前、息子からの「部活終わったー迎えお願い」

との連絡が入った。

(わたしは仕事に出ていて留守だったので父ちゃんからの聞き書です)

いつもは一緒に車に乗って行く8歳息子は、この日はみたいアニメがあり、

一人留守番していたいと言って家に残った。

 

 

30分後、父ちゃんが家に着き車を降りると、家の中から大きい泣き叫ぶ声が聞こえる。

「何かあったか!火事か火傷か?!」と慌ててうちに飛び込むと家の中が荒れている。

「どろぼうか?!」

とにかく泣き叫ぶ8歳児に事情を聞く。

「どうした?何があったの?」

「とうちゃんの〜電話の〜番号を書いた紙が〜なくて〜(泣)」

「はあ」

「テレビつけてマンガ見れなくて〜とうちゃんに電話したかったんだけど〜(泣)」

 

どうやらテレビをつけれたものの、操作がうまくいかなくて見れず

(うちはテレビはふつうに見れる形態じゃないので)

父ちゃんに電話して聞こうと思ったけれど電話番号がわからず

「そういえば前に紙に書いてあったはず」と思い出したはいいが

メモを探している間に時間はどんどん経っていき

あせってその辺を床にまき散らし、そして泣き叫んでいた、という顛末だった。

 

ほけーと事情をきく父ちゃん。

「なにもなくてよかったー」と思うと同時に

こんなことでこれだけ荒らすことができるって、ちょっと心配。ふうむ。

 

それだけ大騒ぎしてるのに、我関せず、の猫たち。

 


むかし子どもを育てるということ

2018年11月13日 | 日々のつれづれ

 

 ご近所のおばあさんが亡くなられました。90近いお歳でした。

 

年配のおばあさんたちの、昔の話を聞くのはだいたい祠の掃除のとき。

今は60くらいになる子どもさんたちを育ててる頃の話は

ほんの50年前ほどなのことなのに、とても遠いものに感じる。

 

 

 

「息子にジャンパーを買ってやるために、炭を作ってな。

それを駅まで持ってって売ってこうてやった」

駅までは10キロ近くあって、そして当時は徒歩だった。

リヤカーを引いて、山道。

 

病気になるとリヤカーに乗せて引いていく。

夜中でも雪の中でも。

リヤカーを引いていくお母さん、

乗っていた子どもはどんな気持ちだったのだろう。

 

 

おばあさんは見かけるといつも直角くらいに曲がった腰を杖で支えながら

畑のあたりにいた。

雑草を手で抜いていたと思う。

 

お野菜をいただいたことがあって、それはちょっと硬い葉野菜だった。

おばあさんは大事そうに、これやっからな、少し茹でて塩漬けしときゃ食えるで

ってたくさんくれた。

 

きっとたべれるものは、捨てるところなど何もなく、大事に、手をかけて

みんなの食卓に並べたんだろう。

それくらい必死だったことがうかがえる。

 

たった50年しか経っていないのに。

 

わたしはこのおばあさんみたいな真剣な生き方はできない。

こんなふうに自分の命を吹き込むように子どもを育てていない。

でもおばあさんに出会って思うことは忘れないでいたい。

今はそれくらいしかできない。

 

おばあさんが息子さんに買ってあげたジャンパーは、

どんな価値があるだろう。計り知れないくらいの価値。

 

 

 


僕の贈り物はサイコーです

2018年07月11日 | 日々のつれづれ

 

 うちはみんな夏生まれ。

つぎつぎやってくる誕生日のトップバッターはわたし。

 

先日7歳息子が持ってきてくれた、お誕生日の贈り物。

 

  お父ちゃんと田畑を回って摘んできたらしい。

 

 折り紙をハナウタ歌いながら折る。

 

「すごいステキなプレゼントがあるよ!

もうわたそうか〜どうしようか〜

すごいステキなんだよ」

 

この自己肯定感のつよさ、「自分の用意した贈り物はサイコーだ!」という思い。

ふき出してしまった。

先々どんなふうに育っていくのかなあ。不安でもあり面白くもあり。

彼自身の誕生日はまだ先。

 

 


草刈りと脱輪

2018年06月06日 | 日々のつれづれ

 

 5月からは草刈りの季節。

家のまわり、田んぼの畦、畑のよこ、道路ぎわ。

気がつくところはみんな高校球児のアタマのようにキレイに刈る。

そんなにがっつり刈る必要があるのか?疑問を持ちつつも

郷に入っては郷に従う、つい刈ってしまうのであった。

刈っては伸び、また刈っては伸び・・・

これが秋までつづく。

 

明日から雨というので、この日は朝8時から田んぼの周辺の草刈り決行。

自分用の水分も、草刈り機用のガソリンもしっかり携帯し、タオル麦わら、準備万端。

 

草刈りの田んぼの上をふと大きい影が横切る。

上を見るとトンビが真上を飛んでいる。

大きいトンボ、小さいトンボが小川に群れている。

 

畔も休耕田も道路ぎわもしっかり刈って、肩も腕もガチガチ、さて帰ろう、疲れたーと

クルマに乗り込んで動いたそのとき、後輪が溝にはまった。

 

ええーもうヘロヘロだよ、帰りたいーううう。

しかしなんとか脱出を試みなければならない。

曇天とはいえ、正午の太陽はクルマとわたしを真上から照らす。持ってきた飲み物はもうない。

タイヤのいろんなところに石だの板だの置いたり

ジャッキアップしたり孤軍奮闘したものの、前輪が滑ってしまってどうしようもない。動かない。

 

しかたなく仕事中の父ちゃんに電話。

「なんで田んぼの畔なんかにクルマ入れたのー?四駆でも出にくいよ、なんでー?」

「もうそんなのいいから。どうしたらいいかだけ教えてよ(もう返事もしたくない)」

てなやりとり。

お昼を過ぎ、自分でも限界(体力も限界)を感じ、クルマを置いて歩いて家へ帰る。

 

午後早めに帰ってきてくれた父ちゃんは、いろんな道具を持ってるから

チョチョっとやってクルマを道路まで出してくれた。道具と父ちゃんはありがたい。

 

草刈り、がんばろうと思ったのがアダになった1日でありました。

まだ草刈りするとこいっぱい残っている6月の初め。

 

 


造幣局あらわる

2018年03月30日 | 日々のつれづれ

 

 7歳息子も春休みに入った。

学校がきらいではないけど「これをやらねばならぬ」を羅列されるのが

とてもつらい息子は(オトナもそうですが)

休みに入り、一日今日なにしてすごそう?と朝から考えるのが楽しいらしい。

 

 

お金をつくるのも、その楽しみのひとつ。

徐々に仕上がりもうまくなってきて、それを一枚ずつ丁寧に箱に収めている。

どこかから出してきたコインも一緒にして。

 

「こんなにお金いっぱいにして、どうするの?」と聞くと

「家を建て直して、クルマ買って、海外旅行する」

 

ひっくりかえってしまった。

何という昭和な希望!

帰宅した父ちゃんに「家を建て直したいらしいよ、クルマも買い換えるらしいよ」

と伝えたら「家を建ててるとこを見てないからなあ」とちょっと寂しそうに言った。

 

しかしこの昭和なお人、将来の夢は?と聞いたら「本屋さん」だそうです。

 

 

 

 


ガラケーを愛す

2018年02月05日 | 日々のつれづれ

 二月はわたしにとって別れの季節。

長いことつきあってくれていたガラケーとの生活に終止符を打たねばならないのだ。

おそらくこれを逃すと、次の契約更新月のかなり手前でこのガラケーは使えなくなる。

 

   

infobarのデザインがすきで、これで二つ目。

長いこと使っていたから、7歳息子が生まれたとき、入院中などのつらいときの写真や

「おかあちゃん」と呼ぶ幼い声、たどたどしく「シュポポ〜♪」と歌う声、

今はもういない猫たちの元気だったころの姿などが入っていて

メモリーにしてパソコンに移行させてはいるものの

肌の一部のような感じがして、離れがたい。

 

でももう充電パックが手に入りにくくなってしまった。

このinfobarの充電パックは型がオリジナルで、innfobarにしか使えない。

それがアダとなってしまった。今買おうとすると在庫はもちろんなく中古もない、か高価。

数年前に一度電池パックを買ったけれど、それも中古だった。

 

もう終わりだね、君が小さく見える・・・ううさみしい。

うちは冷蔵庫やクルマを買い換えるときも、涙ぐむ傾向にある。

息子15歳もそうで、いまだに「かなしい」とウルウルするので

いないときに交換などをする。

 

新しいiphoneはこれまた中古ですでに手元にある。

しかししっくりこない。

新しくきた継母に「どうやって仲良くすればいいの?!」と聞きたくなる。

   

それでも新しく洋服(iphoneケース)などをつくってやって

そろりそろりなじんでいこうか。

 

 

しかし!新しい機械や機種ばかりもてはやされる昨今。

もう少し古いものを長く使っているユーザーを大事にしてはくれないものだろうか、メーカーさん。

appleなぞは古いパソコンにはもう最新のOSは入らず切り捨て。

先日「お客様アンケートにご協力おねがいします」ときたので

そうつぶやいて送った。

 

 

 

 

 

 

 


1月の事始め

2018年01月16日 | 日々のつれづれ

 

 

 元旦は珍しく息子15歳とあるく。

(父ちゃんと7歳児は父ちゃんの実家へ帰省していて留守)

 

「受験生なので願をかけにうちから一番近い神社までいこう」ということになって

お昼を食べたあと出発。

元旦にしては雲の切れ目からおひさまの強い陽射しがたまに照って、暖かい、

と思ったら山の天気は変わりやすい。一転、氷混じりの雨。

 

こういう時間はもうなかなか取れなくなるだろうね。

少しずつ離れていく息子を感じる。

往復6km、一時間半、一万歩強。

結構きつい坂道もあって、しんどかったです。ふうう。

 

 

   

7歳児は今年のカレンダー制作。

一月はマル一個。二月はマル二個。

好きな色を混ぜながら、にじみを楽しんでいくんだけど

気がつくと色を重ねすぎるので、途中引き際をさりげなくこちらで示唆する。

こちら、トイレ用のカレンダーになりました。

 

 

〜おまけ

これ、昨年末クリスマスの贈り物にわたしから7歳息子に贈ったもの。

古道具屋さんで買って、サイズもぴったりだし、洗濯もしてピカッと!

さあこれを腰につけて、春になったら散歩だ散歩。

(本人はすごく嬉しそうな顔をしていないところがミソ)