チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

松ぼっくりと〇〇ぼっくり

2017年11月30日 | 日々のつれづれ

 

雪虫が飛んでいるうちのまわりを

7歳息子と木の実を探して歩いた。

まつぼっくりは小さいものしか落ちていない。

どんぐりはリスとイノシシが食べてしまってひとつも落ちていない。

 

 

そこでちょっとだけ車で走って近くの高原へ行ってみた。

松の木はいっぱい木々にくっついている。

10センチ以上のものもある、ある。

でも地面に落ちていない。

おそらく動物たち、おもにイノシシが食べていると思われる。

まわりにはイノシシが掘った穴だらけだった。

おなか、すいてるんだね。

 

 

それでも探し、探していると・・・

こんなのを父ちゃんが発見。

これはナニ?

   

息子がヒモをつけて薪ストーブの近くにつるした。

   

すこーしずつ乾いてきて、一枚一枚、種子が浮いてくる。

バラの花びらみたい。

 

ふつうのよくみる松ぼっくりも、伐採した木から採取。

(それくらい地面には落ちていない。イノシシ総ざらえ。)

   

こちらも硬く実を引き締めていたものが、ゆっくりと開いてくる。

 

   

親指大の天使さまを紙粘土でつくる。杖はシソの枯れた枝。

松ぼっくりと一緒に飾ろうかね。

 年末が近いんだなあ。

 

続編〜

高原の管理者に聞いてみたところ、これは「ヒマラヤ杉」の松ぼっくり(杉ぼっくり?)でした。

息子が薪ストーブの近くにヒモでつるして乾燥させたところ

         

 

下の方からハラハラと種子がはがれ落ち、軸とバラの花のようなものが残りました。

植物の美しさに見惚れます。

 

 

 

 

 

 


何度目かの春

2017年04月11日 | 日々のつれづれ

 

 この春、6歳息子は小学校に通いはじめました。

 

  

 

14歳息子について、スクールバスのバス停までトコトコあるく。

家のテラスからふたりのすがたを眺めていたら、ふと6歳息子が8年前の14歳息子と重なった。

 

14歳の息子は8年前、わたしに怒られて夕方、この緩やかな坂道をトコトコ泣きながら

学校に向かって歩いていた。

 

あれから何度か花の咲く時期を通りすぎ

泣いていたあの子はわたしの背を超えて大きくなって

次に泣く番がきたおとうとを連れて、この道を歩いてく。

 

さて、この6歳息子はどんなことで怒られて泣いてここを歩いていくのだろうか?

またひと騒動おこすのかな・・・。

 

8年前の14歳息子の顛末はこちら→http://blog.goo.ne.jp/titama0157/e/90aac031daa6b4d5457e7172e8d87767

 

 


朝の風景

2017年02月14日 | 日々のつれづれ

 

 この冬は2月に入ってからの冷え込みが、いつもよりきびしい気がする。

14歳の息子はそんな氷点下の中、「こんな薄着でいいの?」という格好で学校にむかう。

 

  

朝の薪ストーブの炎と、裸電球と、息子の影が映るガラス窓。

 



 

 

霜路をあるく黒猫。うちのクロさんではありません。

 

   

 

うちのクロさんたちはここで暖をとっているから。

熾きの火がさみしくなるまで、ここにいる。

 

 

 


今年の冬の贈り物

2016年12月30日 | 日々のつれづれ

 

 今年も、冬の贈り物。

子どもたち、つれあいにどうしようか、悩む悩む。

 

 

中2息子へ来たプロペラひこうき。

6歳児にも来たけどプロペラがなくて、すねすね。

 


 

わたしから父ちゃんへ、ホームセンターで買ったズボン下。

安くて実用プレゼント。


 

わたしから6歳息子へ。友だちのとこにも送りました。

まえからほしかった、どい かや/絵、萱野 茂/文 アイヌのむかしばなし「ひまな こなべ」。

 

  

父ちゃんがわたしにくれました。

わたしズボン下と靴下だけだったんだけど。おほほ。


  

わたしから中2息子へ。かなりフンパツした。おかげでわたしほしかったブラウス断念。

6歳児もいずれ着れるだろうというもくろみもあって購入。

不織布の袋に入った衣類に「これはすごい〜」。そうだね、うちは古着が多いからねえ。

 

 

  

父ちゃんが6歳児にこそっと渡した包み。

それはシュライヒのトナカイ。

安いドウブツフィギュアと違ってほんと細かく作られていて、見惚れるくらい。

これと恐竜シュライヒなどを組み合わせ、ごっこ遊びをするようだ。

 

ほんとうは家族の贈り物は手作りにしたいのに!なかなかできない。


でも贈り物をえらべる時間のありがたさ。

ことしももうすこし。。。

 

番外〜ともだちに贈ったクリスマスプレゼント。

初めて作った羊毛フェルトのルームシューズ。

できるかどうか心配だったけど、わたしバカヂカラなのですぐに圧縮してしまった。

おかげで出来上がりサイズが小さくなりすぎて最後に延ばすはめに。

新品なのにすでに何年も使ってる風合い。性格でるなあ。

  

 

 

 


あたらしいごはんをたべる

2016年10月29日 | 日々のつれづれ

 

   

 

あさごはんを食べていると、朝日がさーっと入ってくる。

赤や黄色の柿の葉、山桜の葉を見てると、一日のはじめに何かもらった気持ち。

でもあと数週間もすればこの部屋は寒くなって、あさごはんは薪ストーブの横になる。

それまでのぜいたく。

 

 

 

ようやく今年採れたお米を食べ始めた。

イノシシに入られ、イモチ病が出て、秋の長雨にあい

父ちゃんが顔色を変えながらようやく脱穀までもってきた。

カメムシが食んでところどころ黒い粒がまじる米を

よくかんでたべる。

 

そのごはんをたべる茶碗もこの時期着替えることにした。

新しい釉薬を使いたくて、その試作品なんだけど。

 

おもえば今まで使っていた茶碗は、やっぱり試作品で

何年か前にインフルエンザになりながら、ウンウンうなりながら作ったけど

やっぱりあまりうまくいかった。

でも試作品はそのあと何年もごはんを盛りつけて使ってきた。

ごくろうさまでした。

一声かけてお塩を降ってさよならする。

 

 

 

 


6さいになった

2016年09月02日 | 日々のつれづれ

 

 今年はわたしは保育園の副会長。

名ばかりではあるけれど、夏のお楽しみ会で

お弁当を包む布に布用クレヨンで絵を描くことをやりました。

 

         

 

  これ、ジャガーらしい。いい味。

 

まだそんなに絵が描けない子もいるだろうなあ。

そんなときは、「まある」を描いてっていうのもいいかも。

そいうことで、サンプルに息子6さいに描いてもらった。

 

  こんどはきんちゃく袋に。シンプルでいいかも。

 

6さいになった息子は口達者になってしまった。

でも手もよく動く。朝おきてすぐ工作をしたりする(やめてくれ)。

思いつきをカタチにするのが好きなのは、わたし譲りかもしれない。

おとなになっても、その感覚をわすれないでね。お誕生日迎えた息子よ。

 

さてオマケ(おまけのほうが写真デカイ)

 

あらあらタビオ、そんなとこにいるとアブナイよ

 

 ほらねー 猫は鍵盤ハーモニカ吹かないって。

 

 

 


ひとつ、おわりました

2016年08月05日 | 日々のつれづれ

 

 2011年の震災があった年から5年のあいだ毎年

岐阜県加子母といううつくしい村で、福島を中心とした北関東にすむ母子さんたちのための

保養合宿がひらかれていました。

加子母近辺の採れたてのおいしい野菜をいっぱい食べてもらって

川で遊び、土に触れて、胸にいっぱい風をいれて、裸足で走ってあそぶ。

おかあさんたちは外に洗濯物をたくさん干して風にあてる、

水道の水でみそ汁をつくる。

そんな日常を加子母で送ってもらうための保養合宿。

わたしは二回目から今回の七回目までの事務局をやっていました。

 

      

 

 

今年は7月14日から20日まででした。

季節もてつだって、トマト、ジャガイモ、なす、ズッキーニ、きゅうりなどの夏野菜が

いーっぱい届けられて、毎日野菜づくしのごはんがつづく。すごい量です。

 

        

 

                 

 重い米をよっこいせと運んでくれるひと、少ない年金ぐらしだでこのくらいしか出せん〜と

お金を包んでくれるひと、忙しい中採れたてのとうもろこしをもいで持ってきて

茹でてくれるひと、掃除をめいっぱいやってくれるひと、

自分も子どものことで忙しいのに合宿の準備やなんやをひきうけるひと、

紙芝居を毎年やってくれるひと、自作のおやつをいっぱい届けてくれるひと、

ゴミを自宅に持って帰るひと、遠くから手伝いに通ってくれるひと、

めいっぱい子どもと遊んで自分がクタクタになっちゃうひと、

仕事が終わってから野菜を夜になって届けてくれるひと、

遠くから酵母パンを送ってくれるひと、この合宿のチラシを無料で新聞折り込みしてくれるひと、

支援物資をいっぱい預かってくれるひと、洗濯物をいっぱいやってきてくれるひと。。。

 

   

 

すべての運営が手弁当で行われていたから、いろんなかたちでいろんなひとがたずさわり

運営資金も寄付金のみでした。

 

わたしはこの7年間びっくりしどおしでした。

みんなこんなに自分以外のことで動いて、時間をさいて、物資を届けてくれる。

いままで自分と家族のことだけに終始していたわたしだったから。

そしてわたし自身がその援助を受けた気持ちになって、それを受けとってきました。

 

だからもらいっぱなしの7年間でした。

 

ここにお礼きもちを言いたいです。

本当にありがとうございました。

 

 

今年今回でこの合宿はおわります。

でも保養合宿の必要がなくなったからやめるわけじゃない。

 

問題はなにも解決していないのに、風化されてなかったことになりつつある。

 

   

 

すべての子どもたちは、自分の子ども。みんなだいじ。

そう思って、できることをやっていきたいなと考えてます。

 

 

 

 

 

 

 


フォトグラファー四歳児

2015年07月23日 | 日々のつれづれ

 

 4歳息子にはじめてデジカメをわたしてみた。

最初わたしの目の前で数枚撮ったあと、すぐに飽きたように放置。

だからもう使わないのかなと思ったら、そのとき教えた操作をこなし

勝手に撮影しとった。

まったく子どもの目線というわけじゃないけど、なにを見てるのかがわかっておかしい。

 

         

 

       

 

      

 

            

 

            

 

            

 

            

 

              


人生初めての試合(長男)~の巻

2015年07月09日 | 日々のつれづれ

 

 家族ネタ第二弾、ネタモトは中1長男。

 

先週の日曜日、とうちゃんがハチに刺された次の日の日曜日のこと。

この日は息子が剣道部に入って、初めて試合に出る「中体連」という行事があった。

 

     

 

9時頃、試合の会場になってる加子母小学校の体育館に家族で応援に行き

遠くから息子を探すと、体育館のすみっこでじーっと座ってる。

11時から個人戦なのでそれまで団体戦の応援をしつつ待機してるようす。

 

ふとみると、救護コーナーの椅子に座ってる。

あれ?熱はかってる?

目をこすってて、なんだか「涙目」みたい。

熱出たのか?

そのうち先生が息子を連れて「息子さん、熱があるようです、37.6度。試合は棄権ですね、

本人も出れないと言ってますんで」

え?そうなの?はりきってたし、今朝まで元気だったじゃない?

もしかして精神的にきたかな。

 

「出れないってほんとだろうか?」

横にいた友だちは「そういうこともあるよ、調子が悪いんじゃ無理はできないよ」

「う~ん、なんか、なんかね~。そのくらいの熱だったら出れると思うのよ。

試合の後倒れたらいくらでも面倒みてやるから、いってきてほしいなあ~。父ちゃんどう思う?」

「まあ熱あるならしょうがないんじゃない?本人も出ないっていってるんだから」

「でも、この試合のがしたら、絶対あとから後悔すると思う。その後にひびく。

負けても行った方がいい」

わたしだけがイケイケゴーな意見。

さらに「父ちゃん、息子、説得してきて!大丈夫だからって、試合出たほうがいいって!」押す押す。

 

 

息子が不調になる前に、息子と同級生の小柄な男の子も不調を訴えてた。

不安で何日も前から吐いたりしてたらしい。当日もおかあさんに「絶対しくじるし・・・」と

いろいろつぶやいてた。

みんな不安なんだね。

剣道の試合は一対一だし、先輩たちは大声だして気合い入れてるし、

その場の雰囲気にのまれるしね。

 

さてしょうがなく父ちゃん、息子の説得に行く。

しばらくして「試合出るって」

でももう試合までは時間があまりない。

あれよあれよという間に道着などつけてもらって、気がついたらもう試合の本番。

本人さぞ目が回っているだろう。熱はこの時点で忘れていると思われる。

 

 

試合最中。

基本の姿勢なども注意されるくらい、本人動揺していて

声もうわずってる。でも大きい声出てる。

アタマの中真っ白だろうな。

結果、場外を二回とられて反則負け。

 

試合が終わってそばに寄ったらおいおい泣いていた。

先輩が背中をなでてくれて。

 

そこに同級生の男の子が自分も試合を終えて戻って来た。

「おれなんて秒殺されちゃったよっ!」って笑ってた。

 

息子は試合後も帰宅していいと先生に言われてもそのまま先輩たちの試合を見るために残った。

そして同級生の、同じく緊張していた男の子、

試合の後「おつかれさんだったね~がんばったね~」って声かけたら

小さい声で「・・・ありがとうございます・・・」って、ちょっと微笑んで。

 

これからこういうことあるある、うちはとくに。

わたしも高校受験のとき、私立も公立も38度以上発熱。

陶芸研究所受験のときも発熱。

血は争えないね。

 

しかし今回それを外から見て

いいよそれ、弱いよねみんな、かわいいなみんな、

などと思い、それで晩酌いっぱいやったのでした。。。

 

 

 

 

 

 

 


クマと間違えられる~の巻

2015年07月07日 | 日々のつれづれ

 

 6月は田植え、加子母の保養合宿、窯焚き、納品と嵐のような日々だった。

7月に入り発送を終えて、ようやくほけーとしている。

 

そんな週末。

 

朝とうちゃんが「ハチにさされたー」とアタマを抱えて外から帰って来た。

どうやら風呂の焚き口のすぐ上にスズメバチが巣を作り始めてて

そこをふらっと通っただけで、アタマを攻撃してきた模様。

 

いままでとうちゃんは何度となくハチに刺されている。

林業という仕事柄、まあさもあらんことではあるが

この自宅周辺で刺されてることがほとんどなのである。

 

さてどうして?

 

今回刺された本人がひとこと

「クマに間違われてるんじゃないだろうか?」

  ←とうちゃんのあたま、接写。

とうちゃんのアタマの毛は頭頂部、薄くはなって来てるけど

毛の質が剛毛で、遠目にクマに見えなくない。

ハチはこのアタマがわっしわっしと近づいてくるのを見て

威嚇すらせずいきなり攻撃にでる、のではないか?

どうしてかというと、今までうちで刺されているときはアタマが多いのだ(林業仕事だと手)。

 

 

いままで買おう買おうと思いつつ機会をのがしていた毒吸い出し器(なんて名前だろう?)。

これを機に買いました。

おフランス製。挿絵にサソリ、毒蛇などおそろしい生き物が描かれていて

自分の命を守るのは自分だ、と訴えかけている。

次回これを使うのはいつだろう。。。