チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

新しい部屋に生まれ変わる

2022年02月01日 | 家の中でつくるコマゴマ

 

 何十年かぶりに自分の部屋を持つことになった。

ここは一番最初はテラスであり、次にサンルームになり、

ごはんを食べるダイニングテーブルを置き、

息子たちの勉強するスペースになり、わたしがミシンをかけ

猫が寝る、そういうスペースだった。

 

4畳半くらいの狭い部屋がやたら居心地がよくて

みんなここを使っていたな。陽当たりもいいし。

 

本棚をとっぱらい、本は新しくできた部屋に移動。

そしてぽっかり空いたこの部屋はわたしのスペースになる。

 

ただ問題が一つ。

この部屋、冬はかなり寒い。

壁も薄いし。

温度測ってみたら上の階と2〜3度差がある。

うーむ。。。

 

 

 

https://blog.goo.ne.jp/titama0157/e/4372e0da4388882e706d43cacfff9679


テラス改築〜床が完成

2021年10月01日 | 家の中でつくるコマゴマ

 盛夏の間も父ちゃんはもくもくと部屋をつくりつづける。

やれるのは週末だけなのでそんな劇的な変化はないものの

壁にプラスターボードが張られ、床材もほぼ張られた。

 

しかしふだんはすっかり物干し場になっている。。。

 

山側のスペースに使わなくなった子どもベッドを置いてみた。

なんだか急に「部屋」になって、居心地がよさげになる。

(よく見ると壁に猫のおしっこの痕がみられる。早すぎる。)

 

寝ると窓から山桜の赤い葉っぱが見える。

見えるどころかいっぱい入ってくる。

 

こちらの窓からは朴の木の大きな葉っぱが揺れるのが見える。

ちょっと家の周りの木々が家に近すぎる。

冬は剪定だな・・・。

 

 


テラスの改築〜窓がはいる

2021年07月13日 | 家の中でつくるコマゴマ

 

 iphoneのパノラマで撮ってみたけど、なんだかグニャリ。

7月中ばの、改築進行状況。

窓と壁がだいぶ入りました。

床も古いものはすべて取っ払ってある。

窓は隣町の取り壊した保育園からもらってきたものとか

前からストックしたもの、

さらに父ちゃんがガラスを買ってきて枠を作ったもの、といろいろ。

 

この「今まで山だったところの空気が、壁で切り取られる」ことの

ちょっとしたさみしさと、これからのワクワクとが混じる気持ち。

 

「この部屋はわたしの部屋にするわ」

 

 


テラスの改築、途中がいい

2021年05月19日 | 家の中でつくるコマゴマ

 

 父ちゃんが進めているテラス居間化計画。

古い床を壊しながら、その上から新しく床を貼り

新しい屋根を作りながら、古い屋根を撤去する。

一から作った方がずっとラク、だそうです。

 

猫たちはすでに新しいスペースを自分の場所として認識してます。

 

ここに窓が入る予定。

育ったヤマボウシが手を伸ばしてきた。

こんな身近にヤマボウシの花がいっぱいあるなんて。

梅雨の湿気も、ここだと心地よく思える。

 

 


味噌仕込み〜2021

2021年05月06日 | 家の中でつくるコマゴマ

 今年の味噌作りは例年より一ヶ月遅くなってしまった。

しかしGW、父ちゃんも10歳息子もいる。手伝ってもらえる。

ということで不安定な天候の中晴天の日を選んで朝から作業開始。

 

今年はーーー

新麹3,5キロ

新豆3キロ、塩1,5キロ

 これに古い豆1キロ 古い麹1,5キロ、塩0,5キロをたす。

 

タイムラインはこんな感じ。

朝8:00 かまどに火入れ。

   剪定した梅の枝が湿気っていてなかなか火がつかない。

 お向かいの田んぼがいい感じ。

 

9:00  鍋の中がふつふついいはじめる。

薪をかまどに20分おきぐらいにくべる。

これは家の改築を進めている父ちゃんが結構やってくれた。

これだけでもとても助かる。

息子10歳は変なもんをくべるから要注意。

裏山の木に登って、手伝い要因にはならない。

 

12:00 豆は柔らかくなってはきたけどまだ若干抵抗がある。

13:30  古い豆を前日に圧力鍋で茹でてあり、それをこのミンサーでマッシュし始める。

今年は小さいミンサー(アサヒ軽金属)をもらった。

本来お肉をミンチにするものらしいけど試してみたら大豆もいい感じに潰れる。

昨年のフードプロセッサーよりもずっと楽。

この機械の取手をクルクル回す役を息子に頼むつもりであったが

お隣の子と遊びに行ってしまった。しょうがなく一人でクルクル。

 

14:00  かまどで茹でていた豆もミンサーにかける。ちゃんとつぶれてくれる。

熱々の豆を手でミンサーの投入口に押し込みながらクルクル続けること1時間半。

 

続いて塩きり麹の入ったタライと、つぶし終えた豆を混ぜる。茹で汁も加える。

 

昨年は茹で汁が多めだったけれど、今年は固め。

 おいしくなーれー、おいしくなーれー、おいしくなーれー

容器に投げ込んだタネをぐっぐっと押して上からかび防止の塩を多めに振り

さらにビニール袋に入れた塩で重し。

アルコールで容器のまわりを吹いたら完了。

 

15:30には洗い物も終えて一息。

ホカホカ、ツヤツヤになった手で、冷いアイスクリームを持って食べる。

ほう〜今年も味噌作業、無事終了。

 


何年ぶりかの家の改装〜経過報告その1

2020年12月01日 | 家の中でつくるコマゴマ

 12月に入ってガツンと冷え込んだ。

といっても−2度。

以前は12月すぐに雪が降ったこともあった。

年ごとに暖かくなってきているのを実感する。

 

さて、何年ぶりかに家の買いそう、というか今回は増築なんだけれど

父ちゃんがチマチマと作業を重ねている。

 

柱を立てると、景色が切り取られる。

今までいろいろな建物の柱を立ててきている我が家だけれど、

切り取られることで前の景色を失う寂しさと、これからのワクワクとが毎回交差する。

このテラス部分を改造していく。

 

既存のものを活かしながら、取り除きながら、新しく作っていくのは

父ちゃん曰くとても大変なのだそうだ。そうだろうな。

うちは敷地が平らじゃないし、それも作業に負荷をかける。

 

建具がまた必要になってくる。

以前近くの古い保育園を壊すときにもらってきている窓などが少し、

知人宅からゆずってもらった扉が一枚。

どう配置しようか・・・。

 


干す干す

2020年11月14日 | 家の中でつくるコマゴマ

 

 季節はよくできてるなーと感心してしまう。

この時期の乾燥は夏や秋に採れたものを干して冬のための保存食を作るのにぴったり。

例年よりもやや暖かくて気にはなるけれど、うちの狭いテラスに

広げられるだけ広げ、吊るせるものは吊るす。

 

 

1ヶ月前には今年最後のヨモギを草刈りついでに摘んできて

どんどん干した。

栗も干す。いったん水につけて虫を払っておき、そのあとじっくり陽に当てる。

甘さ味が断然違う。

今月に入ってからは干すものはさつまいも。

うちのさつまいもはすでにイノシシに掘られて何もないので頂きものだけれど

それぞれの作り手によってお芋の味が違うのも楽しい。

わたしはメンドクサガリなので、夜も取り込まずにずっとテラスに出しっぱなし。

たぬきが取りに来そう。

たくさんもらったんで、切って蒸して干し芋。

干す途中で味見で減っていく。ようかんみたいな時が一番おいしいと思うけど

さらに干して保存しやすく。

この地域ではとっくに霜も降り、初氷もあったので

あわてて小豆を収穫してきた。

まだサヤが青いけどしょうがない。小豆は霜にあたるとドローンと溶けてしまうって

聞いた。

実際見てみると霜にあたったらしいサヤは真っ黒になっていて、中の小豆は白い。

あたっていないサヤは緑のままで、このまま乾燥させれば赤くなってくるみたい。

いっぱいに広げてお日様に当てると小豆の中の虫もモゾモゾ出てくる。

 

友人にもらって飢えたエゴマがなんとか育って

種が採れた。食べることもしたいけど、来年のためにとっておこう。

少し触るとエゴマの香りがふいーんとただよう。

 

紅葉も下り坂に入り、木々の葉がざくざくと落ちて

山の見通しが良くなり、冬に向かう。

 

 


テラス部分を解体、作り直す〜その1

2020年08月15日 | 家の中でつくるコマゴマ

 うちは父ちゃんがコツコツ自分の手で建てたセルフビルドのいえ。

上の息子が1歳の時に建て始めその子が18歳になるので、いえもだいたいそんな歳になっていることになる。

 

家は雨の当たるところから傷んでくる。

うちだと玄関まで上がるステップと、居間に接しているテラス部分がそこにあたる。

一度息子が「わああー」と言ってテラスの腐った板を踏み抜いて、危なかったことがあった。

もう限界だね、と言いつつさらに数年経ち、今年の夏ようやく腐ったテラスをはずし始めた。

この手すりはもう体重をかけるとベキッといってしまうくらいにホロホロ。

腐った木にはキノコまで生える始末。でも猫たちにはいい爪研ぎになっていた。

 

床下のごちゃごちゃをいったん出して、まあ大掃除。

杉板を渡したところ。

なんだかやわな感じ。大丈夫かな。

これからペンキを塗っていく。

 

さらにテラスの広い部分を改築して、部屋にしていく、という壮大な計画に続くのであった。

外は36度。

 

 

 

 


オオキンケイギク、多すぎ

2020年05月29日 | 家の中でつくるコマゴマ

 

      

オオキンケイギク。田舎ではよく聞く名前。

特定外来生物指定の植物で、とにかく増える。増えて増えて増えすぎちゃって

県や市から「見つけたら引っこ抜きましょう」って指示が出ているくらい。

でも見た目が可愛いく、草刈りのときにわざと残しちゃう人もいるようで

なかなか減らない。

 

うちのまわりにもいたるところでこの花が咲いている。

アスファルトの隙間からでも咲くので「オオキンケイギク通り」のようになっている

ところもある。

今回これが染めにとても適していると聞いたので、やってみることに。

 

うちから50m圏内を、息子と一緒にブーラブーラとスーパーの袋をぶら下げて

オオキンケイギクの花だけを集めて歩く。

20分後、すでに必要な分の花が集められた。

いかにたくさん咲いているかという。

わたしたちが花を取っても、すぐにこれから咲くであろうつぼみがまだいっぱいある。

 

1キロ以上集めた花を大鍋に入れてゆっくりとろ火で約1時間煮出す。

菊の独特の香りが家中に充満する。香りも強いんだな。

着ている服にその汁がつくともう取れない。やってしまった。

 

ここでいったん冷ます。

   

 

次の日。

前もってミョウバンに浸けてあった毛糸を鍋の中へ投入。

再びとろ火で小一時間。

今回水色、うすむらさき、黄色、ピンクなどのパステルカラーの毛糸(毛100%)を染める。

 

パステルカラーが「野菜のいろ」になった。

 

一晩放置して、中性洗剤でやさしく洗い流し、干してみる。

うすむらさきは、オレンジがかった茶色

水色は若草色に

ピンクはオレンジ

みどりはあまり変化なし。

 

市販にない色合いになり、ムラ染めにも見えるようで毛糸グレードアップ。

これでまた靴下を編むのであった。

 

 

 

 


家にずっといる、いなくちゃいけない

2020年03月26日 | 家の中でつくるコマゴマ

 春が来ているようですが、ぶあつい靴下を編み続けています。

   

これは猪谷さんの靴下の編み方で、でも3〜4本で編むのではなく

  並太1本と、かかとの部分に細いのを入れてみた。

 

 

 今はこれ。極細3〜4本で編む。

 

こういう毛糸の少しずつの残りをいっぱいもらったので、これを継いだり、かかとに使ったり。

いろんな色を見てるとワクワクしてくる。

 

 

この春から子どもたちは学校に行けなくなって、外出も控えるようになって、はや1ヶ月ちかく。

わが家は都会から程遠いので、まだ人混みなどをそう心配することはないけれど

話をするのは家族ばっかり。運動不足も加わってくる。

 

9歳息子と一緒に家のまわりを小一時間散歩して(山に暮らしていることを感謝する!)

いろんな鳥を探し声を聞く。

ちょっと精神的に不安定なのかもしれないな、やたらとよくしゃべる、しゃべりっぱなし。

 

なるべくのんびりとした心持ちでいようと努めて来たわたしも、ちょっとしんどくなって来た。

直接関わりあうひとが少ないと、こうなるんだな。

 

編み物は数分でも数段でも、編みを重ねていると自分の時間を得てる気がする。

編み進めていけばいつかは完成する。

毎日ご飯のしたく、子どもとのやりとり、家事のこまごまの間に

そう時間は取れない。

その中での、少しの時間を自分のものにする、いい方法。

 

 

感化されて9歳息子もやりだした。さていつまで続くかな。ーーーもう飽きた、みたい、早い。