チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

小林信彦礼賛

2007年08月06日 | 読む見る聴く&思う
 今年の4月からいつも通っていた図書館が改装、移転に伴って
7月初旬までお休みしていた。だからしばらく読むものといえば
しばらく読んでなかった文庫やマンガをソロソロと読むくらいで。
ようやくオープン。やっぱり図書館はいいなぁー無料だし。
      
 小林信彦はエッセイなど読むと「この人はわたしの分身か」と
思うほど。(わたしは常々本当の年齢は60代だと思ってるから
さもありなんだけれど。)だから読んでいてすごく痛快なんである。
政治に関しても前首相、現首相メッタ切り(東京都知事もね。)民主党の前M代表なんかも「顔が歪んでいる人は心も歪んでいる」ほうほう、くくくく。
最近とくに自分が世論から外れて少数派なんだなーと思うことが
よくある中、仲間を得たような感慨。

そして小林信彦はかなりのラジオ派である。ニュースなんてラジオの方がずっといいと言う(同感)。月~金22:00からのアクセス、ぜひ聴いてみて下さい。(月曜日はたまに田中康夫が出てて
早口でしゃべりまくります。よーく聞いていないと聞き逃します。)

エッセイにはよく戦争中のことが体験談としてよく出て来る。
小学生高学年で多感な時期のするどい視線で見て感じたことを
今、小林信彦は淡々と書く(小説では「東京少年」)。こういう話って最近出てこない気がする。(8月上旬だけはよく出て来るけど)
とても読みやすくリアリティー感じる文で、こういう文章を書く人がもっといてほしいんだけど。


↑これも小林信彦著。「天才伝説横山やすし」
ぜひご一読を!名著です。