チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

あたらしいごはんをたべる

2016年10月29日 | 日々のつれづれ

 

   

 

あさごはんを食べていると、朝日がさーっと入ってくる。

赤や黄色の柿の葉、山桜の葉を見てると、一日のはじめに何かもらった気持ち。

でもあと数週間もすればこの部屋は寒くなって、あさごはんは薪ストーブの横になる。

それまでのぜいたく。

 

 

 

ようやく今年採れたお米を食べ始めた。

イノシシに入られ、イモチ病が出て、秋の長雨にあい

父ちゃんが顔色を変えながらようやく脱穀までもってきた。

カメムシが食んでところどころ黒い粒がまじる米を

よくかんでたべる。

 

そのごはんをたべる茶碗もこの時期着替えることにした。

新しい釉薬を使いたくて、その試作品なんだけど。

 

おもえば今まで使っていた茶碗は、やっぱり試作品で

何年か前にインフルエンザになりながら、ウンウンうなりながら作ったけど

やっぱりあまりうまくいかった。

でも試作品はそのあと何年もごはんを盛りつけて使ってきた。

ごくろうさまでした。

一声かけてお塩を降ってさよならする。