暑い日の、お天道さまが真上から照りつける午後。
ふと通りかかったご近所に目をやると、軽トラの荷台でご主人が汗を流して何かしている。
荷台から毛の生えた足と蹄が見える。
こんな暑いのにここでイノシシをさばいておられるのであった
(しかし荷台にはサンシェード、扇風機まで設置されていた)。
それから数時間後、うちに子豚くらいの大きさであろう、イノシシ(オス)の
片足をいただいた。
注/写真は小さめにしてありますが、本物が写ってます↓
これです。4kgくらいかな。
若いから蹄がキレイ。
教えてもらったように骨に沿って肉を外していく。
ムツカシイ。
筋膜を剥がすのも、筋を取るのもムツカシイ。
ひとつの命をいただいているのに、こんな下手くそで申し訳なくなる。
無駄のないよう、そして肉自体をいい状態で捌くというのは
本当に技術がいるんだなーと実感。
下手ながらもいくつかの塊に分け、こそげ取った細かい部分を集めて
今日はこれを甘辛く炊いてみる。
夏場のイノシシなのに、血抜きがしっかりしてあって
処理が早かったからか、まったく臭みがない。
7歳息子、ものすごく食べる。食べすぎなくらい食べる。
15歳息子には弁当にも入れる。「イノシシ弁当」!
大きく切り分けた分はハムのように塩、さとう、粗挽きコショウ、ハーブで漬け込み中。
残りは赤ワイン漬け。
ローストポーク、焼き豚あたりを狙う予定。