長い長い夏休みの、なんと忙しかったことよ。
前回のブログでヤマダニにくわれたことを書いてから1ヶ月以上あいだが空いた。
知人からヤマダニのせいで倒れてんじゃないか?というお声も頂いたりして。
いえいえ、わたし元気です。
どんどん伸びる雑草をジャージャー草刈機で刈って、真っ黒に日焼けしています。
先日、うちと同じくセルフビルドで家を建てた知人宅に、
9歳になった息子とお邪魔してきた。
うちみたいに型どおりの家と違って女性一人がセルフビルドで建てた家は
家そのものが生きもの。まっすぐな直線よりも有機的なカーブ。
この人じゃないと作れないものによってできている。
そこのお庭に、藍はとても似合って生えていた。
今回はその藍の生葉とブラックベリーの苗をいただきにきたのだ。
最初見たとき「バジル?」と思った。
食べたらどうかしら、タデ科なんだよね、すごい味がするかも。
葉っぱをとって、水を加え、フードプロセッサーにかけてドロドロにする。
水を加えながらエキスを絞る。
もちろんこのときビニール手袋は必須。
フードプロセッサーまで青くなってしまうほどですから。
今日染めるのは、ちょっと前にもらってきた古い古い絹の反物。
すでに茶色く変色してしまっているけど。
揉み込んで20分放置。
この辺はかなりアバウトに。
本当はもっと厳密に守らないといけないことがあるらしいんだけど
取り急ぎ、初めての生葉染めだから。
太陽にあたると青みが入ってくる。
すごいなあ。
この藍を見つけた人はどんな気持ちだっただろう。
色の少ないころ、青色は夢の色だったのかもしれない。
ゆらりゆらりと青、蒼、碧になった絹がゆれる。
絹独特のキシキシする感触は、夏場にはとても心地いい。
さて、これを使って何をつくる?
絹だもの、下着がいいかな。