うちには小さい渋柿がなる「豆柿」の木が二本ある。
一本は昨年、もう一本は今年成り年のようだ。
重くて木がしなるくらい成っている。
夕日に映えていかにも秋、といった風情。
小さいものだと柚子くらい、大きくても玉子大。
この柿のヘタをとり瓶につめる。それだけ。
徐々に熟してきてドロドロになり、その後発酵して、糖分が分解されアルコールになり
さらに進行してお酢になる、らしい。
数日様子を見ていてもなかなか変化がない。
瓶の内側が曇ってきて不安になる。
なにせ日中の気温が高い。
そのうち白いホワホワしたカビがヘタの部分に出てきてしまった。
慌てて瓶から全部の柿を出し、一つ一つチェックしながらカビを取り除く。
ほとんどの柿はとろんとろんの熟し柿になっていて、
もう少し熟すのが早かったら、カビは生えてなかったんじゃないかな。
さて、カビを取った熟し柿をみっちりと瓶に詰めて仕切り直し。
今後どうなる・・・?(つづく)