この冬はほんとよく雪が降る。
当然、家の中も寒いわけで
台所に立っていると足元からしんしん冷えてくる。
毎年足には霜焼けがひどいのだけれど、今年はまだそんなにひどくない。
な〜んでか?
それはごついルームシューズを履いているから〜
猪谷ソックスのように細い毛糸を3〜4本組んだり
太い糸と細い糸を組んだりして、分厚いルームシューズにして編んであるので
ちょっとあったかさが違う。
今は外に働きにいっていないので、家の中、仕事場、とにかくずっと
これを履いている(5本指靴下+ふつうの靴下+このルームシューズと重ねて)。
でもあまり酷使しすぎて穴が次々と広がってきてしまうのが難点で。
左はダーニングのやり方でお直し、右は糸を拾って網直し。
(お直しした後履いてさらによれているので、
もともとお直しがヘタなのがもっとヘタに見える・・・)
右の方が早くに壊れてきた。
ダーニングの方が分厚いみたいでしっかりしている。
しかしこれも数週間でお直しの毛糸自体が切れて、崩壊してきた。
そこでさらに大ダーニング!
履いてみると足の裏に違和感があるくらい重ねてダーニング。
これでしばらくはいいでしょう。
と思ったら今度はカカトに穴が開いてきた。
しょうがないので、また別のルームシューズを編み始めているところ。。。
探すといろんな国で同じことをしていそう!
イギリス(寒そう)のどこかで暮らしていた人とか
tenfingewrsさんのお母さんとか
いろんなところに住む人たちが
みんな工夫して手を動かしてあったかいものをこしらえていたと思うと
とても嬉しいです。
そしてそれが今も続いている。
うちは寒いはずなのに風呂上がり子供たちは素足でいます。
しもやけだってできているのに。
あったか靴下履いたら?って言ってもめったに履きません。
見たそうです。スリッパ型のもあって、その場合は
筒状に編めば良いと言っていました。想像ですが、靴下の
難しい部分を編まなくて良いという趣旨のものではないかしら。
思い出すとつなぎの部分の仕上げはブランケットステッチでした。少し東欧の民族衣装のような雰囲気ですね。
私自身は床暖房の家に暮らしているので現在はあまり必要ありませんが、学生時代は冬の勉強の時にはお風呂上りに毛糸の靴下を履きました。足をきれいにしてから履いて勉強が終わるとそのままお布団に入ってあったまったら布団の中で
ごそごそ脱いでいました。懐かしいです。
それで底はあまり傷みませんでしたね。
私が今使っている毛糸はほとんどもらいもので
昭和のころ主婦で活躍していた方々の、忘れ形見が多いです。
たしかナイロンモヘア、数個あったかな。
使ってみます。
tenfingersさんのお母さんのお手製の室内ばき、
見てみたかったです。
毛布、昭和の毛布って柄も色も今にはない色合いが多かったでしょう。
それを思いました。
ひと昔は今よりも外気も低いし、おうちの構造から
そんなに室内の気温も高くできなかったですもんね。
うちも手作りの家でアルミサッシがほとんどなく
木の建具なので、昭和の家庭の気持ちがわかります。
なので室内ばきはやっぱり必須です。
いる糸で編むか、ひき揃える糸に使うと少しは丈夫かも
しれません。もしかしたらこの白い糸はそれですか。
そういう意味ではナイロンモヘアの糸はあったかさの
点でも丈夫さの点でも良いですね。
私の母は靴の今でいう中敷きのようなものを古毛布を切り抜いて底のないソックスを縫い付けて冬の台所で
履いたと言っていました。過酷な生活だったのですね。
あまり足が冷えるとお風呂に入ると痛いような感じが
して温まると痒いような感じで気持ちがいいのか悪いのかわかりません。早く春が来るといいですね。