チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

お直しの11月

2019年11月25日 | ちくちく縫い縫い

    

 11月に入って、ようやく布を触れる時間ができた。

陽も横からさしてくるようになって、午後はこの部屋はとても暖かく明るい。

おかげで薄着でいられるし、針に糸を通すことも苦でない。

 

夏頃から預かっていたお直しものがたまっていて

それをチコチコと直してゆく。

1.Hさんのズボンとデニムの上着。

ズボンは作業してる間に引っ掻き穴が開いちゃってて

上着は襟の折り返し部分が擦れて、生地が薄くなりすぎていた。

ズボンに当て布を何枚かしてミシンを走らせる。今回はランダム縫いはなし。

 

上着の襟はちょっといい生地のハギレを上から乗せてみた。

◯ニクロっぽくない感じに仕上がり。

 

2.実家の母のリネンパンツ。

裾が広くてイマイチというのをストレートっぽく直す。

 

3.4.画像はないけど友人夫妻のカーディガンと、MUJIのニットカーディガンは

ウールの虫食いを羊毛フェルトでふさぐ。

 

5.自分で作ったフェルトの室内ばき。

もう何度かの洗濯と酷使でヨレヨレ。

底が破れてきたので合成皮革をあてがう。

 

6.2年前くらいに穴が開いたところに合成皮革で裏当てをしてあった靴下。

ついにその横も穴が開いてきたから、そこをダーニング。

しつこく使い続けるわたし。

でも靴下って底の部分だけが破れて、あとは元気でしょう。

底だけ強化!ってできないかしら・・・。

 

さてお直しの次は、もらった生地を使って下着や部屋着を作る。

 



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4 コメント

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Unknown (tenfingers)
2019-12-02 11:44:40
農作業が一段落して縫物や編み物に取り組める一年の季節の作業カレンダーはいいですね。
人間はかつてこのように過ごしていたのだろうと想像すると工夫がいっぱいある素朴な生活の価値がわかります。
現代のように寒い冬でもダウンジャケットを着て外にでかけたり夏にクーラーをかけて室内で毛糸を編んだりするのは私もついしますが、本当はこれではいけないのですよね。チマさんを見習って、反省します。
私はアクリルや、アクリルが入った丈夫な毛糸でがっちり細編みで足型のような平たい物を編んで靴下の底に縫い付けます。私の足は特殊な形らしくて、登山用品専門店の高価なソックスでも一回のハイキングでつま先や足裏の決まった場所が穴があくのでいつもがっかりします。つぎを当てる式だと、縫い付ける糸や場所によっては靴ずれができるのです。
合皮なら本当に丈夫と思いますが、私の方法でも
元の靴下となじんであまり傷めず、それなりに寿命を延ばせます。
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tenfingersさん (ちま)
2019-12-05 07:50:11
そうなんです、まさしく寒くなってからの作業!
この作業がしたくて、でも草刈りもあったり
窯も焚きたいし、気温の高い時期は体を動かすことだらけ。
冬はじっと針を持っていても後ろめたくない!
だって外でできることはあまりないんだもの。
でもなぜかあまり寒くないんですね。
年末の気分が押し寄せて来ない。
畑にはタンポポまで咲いています。
(tenfingersさんの方では冬でも咲きそう?)

いつもだったら霜で焼けてしまう葉野菜も元気で
大根も成長を止めていません。
ちょっと大丈夫かなあ、と思います。


靴下のお直しはいつまでたっても私は上達しません。
おまけに刺繍糸を使っているので弱いかも。
アクリル混毛糸良さそうですね。
やってみたいです。

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Unknown (tenfingers)
2019-12-08 22:28:17
本当にアクリル混毛糸は良いですよ。
1玉100円ぐらいか、それ以下でも買えます。
メーカー物はそれなりに色や撚りに工夫があるように
思いますが、100円ショップにだってそう思って眺める
と良い物があります。
アクリルたわしを編めば一滴の洗剤で流し全体が
磨けるし、お風呂用に大きなものを編めば、軽く10年は
擦り切れずに使えます。どうしてあんなに丈夫なのでしょう。
お安いお値段で申し訳ないぐらいです。
でも、では始めからそれで靴下を編めば?という
のはちょっと違うかもしれません。
編んで履いてみれば
つま先、履き口にウール糸製は
絶対に譲れない違いを感じ
ます。なじんだ古いものを繕っていると
なんとも言えない懐かしい気分に浸れるのが
幸せですよね。チマさんのお家ではお家がそういう
存在だと思います。新築の建売住宅では感じ
られない安心感に浸れるのでは?

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Unknown (tenfingers)
2019-12-08 22:44:28
追伸
そうです。たんぽぽはいまや通年の植物です。
ドクダミも冬になっても枯れません。
大根も確かに、成長を続けています。
でも結局人間はこれを望んでいたのではないか?
と思います。寒ければ暖房して寒さをやっつけ続けて
冬でもアイスを食べ、夏は冷房を入れてそのうえ
アイスを食べ、とうとう人類は気候を手なずけて
しまったのでしょう。よく昔の冬の寒さが懐かしい
と聞きますが、私の記憶ではつらいことばかりでした。
学校から帰ってからおやつを急いで食べてピアノの
お稽古に行くときなど手がかじかんで行っても
指が回らずに練習が足りないと言われて泣きたく
なりました。子供はストーブにあたると「子供は風の子」
などと言われて庭に出されたりして悲しい思いを
しませんでしたか?
地球や人類の未来から見ると本当に根性無しの
人間ですが、そんなわたしでも日本中のいたる所で
行われる冬のイルミネーションには大反対です。
あれを見にでかけるのなら、家で靴下につぎを当てる
ほうが精神的にも地球の未来のためにも有意義と
思います。
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