また鳥がぶつかっちゃった。
朝早くバ~ンと大きい音とともに「クワー」と叫び声が聞こえて
布団の中で「またぶつかったな」と思った。
お父ちゃんが朝起きて仕事場に行ってみるとその扉の前にけっこう
大きい(20cmかな)鳥が倒れていた。
先日のぶつかり鳥みたいにカラダに力がなくクタクタだ。
意識もない。
先週となりの地区のおじさんにこういったぶつかり鳥のことを聞いてみたら
「小一時間くらい放っておくと何事もなかったようにきょとんと起きて
ぱさぱさ~っと飛んでくよ」という。
そこですぐに埋めようとしている父ちゃんを止めた。
前回のぶつかり鳥は気絶してる間にうちの猫にかぶりつかれてしまった。
けれど今回はぶつかっただけだから生き返るかもしれない。
枯葉がいっぱいの、猫に見つかりにくい窪地に置いてみた。
数時間後、そこに鳥は横たわったまま。だめだったかな。
ここに寝かしておくとなんやかんや動物がきて食べちゃうんだろうな
(うちの猫さんらは小ぼけなので気がつかないのであった)。
陽が落ちて薄暗くなり始めたころ
「なにしてんだろ…」とこーっそり見に来たお隣の子猫さん。
あんまりかわいくて叫んでしまったら後ろ足をぴんぴこ上げて
逃げていった。
この猫はたくさんいる他の猫たちとあまりなじめなくて、
寒い冬の間には発泡スチロールの箱の中に毛布、使い捨てカイロなど
を入れたこの猫専用の寝床を作ってもらっていた
(しかしわたしが見たときはそこにニャジラが寝ていた)。
おじさんが畑で作業をしてると足下にじゃれついて離れない。
うちにおじさんが回覧板を持って来てくれるときも一緒にきて
「お~い帰るぞ~」と声をかけられるとぴょんぴょんと
ついていく。
この鳥、なんでしょね。
モズではないですね。
テンちゃんも私が回覧板まわすのに、
いつもくっついて来てた・・・。
「ごくろうさんね」っておばさんに言われてた。
ところでこの鳥、モズじゃないんだ。
結局数日後ヲッチャンが埋葬したんだけど。
ぶつかっただけですごいショックなんだね。
こうやってあとをついて来てくれる猫って
そういないかも。
お隣のたくさんいる猫の中でもこの子だけかな。
あ!でもね、さらにうちの集落の2班(うちは3班)にまたたくさん猫飼ってる家があって、そこのおじいさんが夕方田んぼのあぜを歩いてて、その後をたくさんの猫がしっぽをぴーんと立てて列になって歩いてた(ハーメルンの笛吹き状態)。とてもよい光景でした。