先日出した窯は1/3失敗、1/3とれて1/3焼き直し。
これは反ってしまって失敗なんだけど色、質感が気に入ったので割らずにとっとく。
これは反ってしまって失敗なんだけど色、質感が気に入ったので割らずにとっとく。
土をあーでもないこーでもないといろいろ買いあさって
混ぜて配合をいろいろ変えて、なかなかうまくいかない・・・と
3年近くも右往左往。
注文もらってたお店のひとにはご迷惑かけてきたし
この仕事続けていっていいんだろうかと迷うし悩むことしばしば。
今回この掘ってきた赤土の量をかなり多めに入れて、つぎの窯にちょっとだけ期待。
しかしこの土、すごいへたりやすい(=熱に弱くてぐにゃっとしやすい)。
いま型ものばかりやってるんだけど、たたらの皿とかはガタつきがよくでる。
←うちの玄関の土壁
こういう自然素材のやわらかい風合いや
←これはタイル製造過程で使う板
朽ちていくような古い質感を出したいんだけどなかなか。
こういう質感だと食器として漏れる、われやすい、使いにくい・・・。
ここ最近ちょっとは客観的に考えることもできて、さらに失敗をくりかえす。
燃料が比較的安価になってきて出来ること。ありがたや~。
でもちまさんはちゃんと試行錯誤、
動いてるからすごいです。
だってやるしかないもんね。
それが答えを探求する一番の道だと思う。
私は頭でグルグル考えるだけでちっとも動けないから
ホントこのままじゃだめだぁ。
「作業をしないでいる」ということが後ろめたく思えるのです。
産地ではみんなが休みなく仕事してるから、それがアタリマエというか。
じっくり考えたいときもあるのに焦りがわーっときて、
結局進展のないままだったりすることが多く、
ここにきて「自分は自分で、出来ることと出来ないことをわかる」ってことをまず目標にして
やってきました。
仕事以外ではマイペースなのに、仕事となるとマイペースが作れないなんて変だよね。
でもしょうがないから自分なりに作っていくしかないし。
fuka*fukaさんのペースというものがあってそれに合っていればいいと思うんだけどどうかなあ。