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先月、近所のふれあい文化センターでこの映画を見た。
見ている間ずーっとみけんにしわをよせて見ていた。
映画は六ヶ所村になぜ核燃料再処理施設ができることになったのか、から始まり
長い反対運動の末、なぜ反対派住民が反対派をやめていったのか、
そしてその後の反対派賛成派それぞれのこの地での生活。
カメラは海外の同様な施設をも追う。
イギリス、セラフィールドにある同様の施設周辺では、小児がん発症率が
通常の10倍近くになるが因果関係はないと公表されていること。
そしてこのイギリスの工場はその後重大な事故を起こし現在工場は閉鎖されていること・・・。
映画を見て初めて知ったことが多過ぎて自分の無知におどろいた。
上映後、監督の鎌仲ひとみさんの講演があって、さらに現在の状況が伝えられ、その事実に鉛を飲んだような気持ちになった。
ここにみなさん周知のこともあるかとは思いますが
大事なことなのでいただいた資料をもとに一部書き留めておきます。
・六ヶ所村核燃料再処理施設では、世界のどこの国でも技術的に
難しく コストもかかるため断念しているプルトニウムの再処理を
しようとしている。
プルトニウムが燃料になりうるかどうかさえまだ研究段階だというの に。
(注・プルトニウム=長崎の原爆に使われた毒性の高い元素
耳かき一杯で数百万人を殺せる)
・この工場は2007年始動の予定だったが事故により延期。
(簡単にマンガにしてみました。下記)
新聞ではこちら↓
http://www.news.janjan.jp/living/0901/0901070843/1.php
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・「原発は地球にやさしいクリーンなエネルギー」っていうけれど
巨大な施設工場、ウランの運搬、放射能廃棄物の処分には大量のの
CO2が発生するし、海へ捨てられる排水で海水の温度は上昇している。
日本のテレビ、マスコミではこういった事情は、スポンサーが電力会社であることで報道されることは少ない。
しかし地元の新聞などでは事細かに報道されており、ネットでこういった新聞をぜひ一読してみてほしい。
見出しだけでも驚いてしまうくらいだから。
デイリー東北↓
http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/kakunen/kakunen-top.htm
国内の電力の三分の一を原子力発電でまかなっているというけれど
それは使える火力発電を休ませておいて、そのうえでわざわざ原子力を使っているからだ。
アメリカはオバマ政権に代わって、原発をこれ以上増やすことをやめ
地熱発電、風力発電にチカラを入れるらしい。
それは原発がコストがかかりすぎる上、リスクも大きいから。
そんな原発を日本はなぜ増やそうとしているのか?
どうやら電気というのはものすごくもうかるらしいのだ。
うう、話が長くなり過ぎたので今回はこれまで!(ぺぺんぺんぺん)