「仲道郁代ピアノリサイタル」は、レクチャー付で素人でも深く楽しめた
昨晩久しぶりにクラシックを楽しんだ。「岡山友の会」主催の「仲道郁代ピアノリサイタル」だ。
自慢ではないが、私の音楽の成績は五段階評価の「2」だし、根っからの音痴でカラオケのマイクを握ったことすらない。だから、クラシックなど演奏が始まると、すぐさま睡魔に襲われ、眠りにはいるのが常である。もちろん、曲など知る由もない。
ただ、昨晩は楽しく聞くことができた。「ピアノリサイタル」なのだが、演奏前に仲道さんがとても素敵な語り口で、その曲や作曲者などについて解説していただき、その後演奏が始まる。だから、私のような素人でも楽しむことができた。
この「ピアノリサイタル」を主催したのは、「岡山友の会」だ。この「友の会」は、いただいた資料によると、「1930年羽仁もと子を中心に、その創案による雑誌『婦人之友』の愛読者によって始められました。全国各地に187友の会、約23,000人の会員がおり、そのうち『岡山友の会』は現在450人の会員がおります。」と書かれている。それで、毎年シンフォニーホールを会場にコンサートを開催するのだからスゴイ。
それにしても、仲道さんのピアノは、優しい語り口や笑顔とは違って、とても力強くかつ温かい音色だった。加えて、トークを終えて座った途端に音が流れてくる、通常は一呼吸あるが、まさに座った途端に演奏が始まるのも、些末なことだが感心した。モーツアルト、ベートーベン、リスト、そしてショパンと私でも名前を知っている方々の曲が演奏され、心地よい時間を過ごさせていただいた。