昨日奇しくも「寅さん」に関する二つのメールが届けられた
昨日は、8月27日。映画『男はつらいよ』第1作の公開日が、1969年8月27日だから、ちょうど40年目となる区切りの日だ。そんな昨日、「寅さん」に関して、二つのメールが届いた。
一つは、「終わり」を告げるメール。『男はつらいよ』40周年・フーテン便り 第25号だ。この一年間「『男はつらいよ』40周年」の様々な取り組みがなされてきたが、「フーテン便り」は、今回の25号で最終便となった。その最後の便りには、「しっかりやれよ、またいつか、日本のどっかで、きっと会おうな」(第18作『男はつらいよ 寅次郎純情詩集』より)のセリフが書かれていた。さらに加えて、以下のセリフも書かれていた。
お互いに稼業はつれえやなあ。
まあ、こんなことはいつまで続くもんじゃねえよ。
今夜中にこの雨もカラッと上がって、明日はきっと気持ちのいい日本晴れだ。
お互いにくよくよしねえでがんばりましょう。
(第8作『男はつらいよ 寅次郎恋歌』より)
そして、もう一つのメールは「始まり」のメールだ。「寅さん」映画の津山ロケでも、大変に尽力されたHさんが、「寅さん巡礼の旅」を退職前の5年前から初めておられ、いよいよ昨日から「メルマガ寅さん通信(準備号)」(2009年08月27日発行)を発行され、私にもお送りいただいた次第だ。その「準備号」では、「寅さん巡礼の旅」の第一回として「道東篇(第1回)」を、以下のように書き始めておられる。
「寅さんが歩いたロケ地を訪ねる巡礼の旅をはじめてから5年目を迎えた。この春現役を退いてから時間のゆとりが生まれ、遠くへでかけることも可能となったので、北端のロケ地北海道を旅することを思いついた。」
各々区切りの日に、「最終便」を出したり、「準備号」を発行されておられる。Hさんは「寅さん」と山田洋次監督の大ファンで、「寅さん」の津山ロケについての本も出版され、ついには「寅さん巡礼の旅」を始められるのだからスゴイ。
みなさん、輝いて生きておられる。