会場は登録文化財の「禁酒会館」、13年目に入った「マンスリーライブ」
「この人は素晴らしい」、そんな風に思い尊敬する人が、私の周囲にたくさんおられる。その内のお一人が、オザキツトム氏だ。音楽集団「木々の緑、風そして人々の歌」を率いて、音楽活動を展開している。フォークシンガーである。
そのオザキ氏は、岡山禁酒会館で毎月第一金曜日の夜に、マンスリーライブ「LIVE=LIFE」を開催している。ゲストをお迎えして、ゲストの生き様を語っていただくこともあれば、ゲストシンガーを迎えてのライブとして開催している。近年は、ゲストシンガーをお迎えしての開催が多くなっている。その際、いつもご自身も「OZAKI UMNIT」として出演し歌い、MCも受け持つ。看板こそ新しいが、登録文化財の認定を受けている「岡山禁酒会館」での、マンスリーライブはとても趣がある。「音楽通信」のメルマガも発行している。
この「マンスリーライブ」は、もう13年目に突入しているとのことだ。昨年の三月にお仕事を定年退職され、今でこそフリーの身だが、それまでは毎月開催は大変だったと思う。でも、「大変」なんて顔をされたことがない。まさに「継続」を力にしている。
昨晩は、そんなオザキ氏に敬意を表すべく、久しぶりに「マンスリーライブ」に参加した。ゲストシンガーは、「笠木透と雑花塾」のクリスタルヴォイス&ピアニスト・山本幹子さん(京都在住)であった。昨年の12月に完成した自主制作したCD「カンオケの穴」の発売を記念した、「一期一会ライブツアー」の一環としての開催であった。心の繊細な襞を透明な歌声で表現し、少なくない方が涙されるシーンもあった。とても素敵なライブであった。
それにしても、オザキ氏は多忙で、現在は全国各地からの依頼で、手弁当でライブに駆けつけておられる。そんな彼に、昨年開催できなかった「おかやま春歌学会」を早く開催しようと督励した。オザキ氏のような方と一緒に、何かが出来ることはとても幸せなことだから。