マザー・テレサ映画祭で、「マザー・テレサと生きる」を観て感動した
「大切なのは私たちが何をするのかではなく、どれだけの愛をその行いにこめるかです。小さなことも大きな愛をもって(マザー・テレサ)」
今日は千葉茂樹監督作品の〈マザーテレサ生誕100周年〉特別記念作品「マザー・テレサと生きる」を観に行った。私自身、マザー・テレサに深い畏敬の念を持ってはいるが、強く心酔してるわけではない。ただ、今回の映画を観に行ったのは、まさに偶然からだ。ある時のカーラジオに、千葉茂樹監督が登場して映画「マザー・テレサと生きる」を語る中で、その舞台として登場するのが山谷のホスピス「きぼうのいえ」であり、また宮下忠子さんが登場するとお話ししているのを聞いたからである。
私は以前、山谷や釜ヶ崎等に関連することに興味を持ち、いくらか本も購入していた。その中の一冊が、宮下忠子著『山谷日記 ある医療相談員の記録』(1997年、人間の科学社刊)である。宮下忠子さんのご本は何冊か読んだ。そして、「きぼうのいえ」は、山田洋次監督作品「おとうと」で、ホスピスのモデルとなった施設でもある。
そんな関係で、是非とも観たいと思って観に行った。マザー・テレサのインド・コルカタのホームレスの人たちのターミナル施設となる「死を待つ人の家」でボランティアをする人たちの中に、「きぼうのいえ」の施設長である山本さんご夫妻がいた。
そして、東京山谷の「きぼうのいえ」で、希望の日々を迎えている入居者。そして施設長の山本さんや主任看護師として働く奥さん、さらには生き生きと入居者の方々に、愛を注ぐスタッフやボランティアの方々。そんな中で、入居者のお一人に、約20年前に「城北福祉センター」の医療相談員として働いていた当時に出会った宮下忠子さんが訪ねてくる。
みんなみんな愛に満ちた、とてもたくさんの活動が展開される。素晴らしいドキュメンタリー映画だった。