「葬式はしない、墓は作らない」等を決めている山折哲雄著『「始末」ということ』
宗教学者の山折哲雄の著書『「始末」ということ』を読んだ。氏の死への向かい合い方として、「葬式はしない、墓は作らない、骨は散骨とする」を決めているとのことで、同じように「葬式はしない」と考える私としては親しみを感じている。
私にとって頭から離れないテーマが、老いとか死であり、それに関する本は結構読んでいる気がする。死は誰にでも訪れ、今日まで死を免れた方はいない。そうは言いつつも、我が最後はどんな形になるのか、突然死(事故或いはくも膜下出血など)かガンなどによる病死か、それは自分では決められない。
それでも、自分の「始末」を考えておくことは大切だと思うし、山折哲雄は著書の中で、その大切さを次のように説いている。
「自分のいのちの最後をどう締めくくるのか。
我が人生にどのようにけじめをつけるのか。
死を迎えることは、今生の自分に決着をつけること
「人世にどう始末をつけるかという覚悟が定まることで、生き方も自ずと変わっていきます。『生を全うする』とは、人世によき始末をつけ、穏やかな往生を迎えること」とも書いている。
山折哲雄が、先の「葬式はしない、墓は作らない、骨は散骨とする」を決めたのは60歳になってからとのこと。私が「葬式はしない、戒名不要」としたのも60歳を過ぎてからだ。
そろそろ「人世の始末」を考えながら、「穏やかな往生」を迎えるための準備を開始しようと思う。
穏やかで温かい今日の一日、「カフェ コムサ」で本を読んでひとときを過ごした
今日は何とも穏やかな一日だった。風もなく、日中は心地よささえ感じた。そんな今日は格別の用事もなく、コーヒーを飲みながらのんびりした。
本を片手に過ごしたのは、「カフェ コムサ」。ケーキは美味しいし、コーヒーがおかわりできるのも嬉しい。
お店は、クリスマスモードだった。そう言えば、もう10日もするとクリスマスイブだ。当然だが、手帳には何の日程も書かれていない。
昨日やっと「およべ」でおうどんを楽しんだ、たくさんの若いお客で賑わっていた
以前は裏通りにあった「うどんのお店 およべ」が、天満屋の前に出店した。それに伴って、若い息子さんに運営が委譲されたとも聞く。
その「およべ」には、いつも行列が出来ている。しかも、並んでいるのは若い人たちが多い。私たちの世代は行列は苦手で、並んで待つくらいなら他の店に行く。
ともあれ、そんな「およべ」に行きたいと考えていたが、なかなか機会がなく昨日やっと実現した。店内は相当に広く、これだけのテーブル数があっても、並ぶくらいの人気なんだと、改めて思ったりもした。
店内で働いているのも若いスタッフで、以前のお店の雰囲気とは全く違う。メニューも豊富だった。オーダーしたおうどんは、あまり待たせることなく出てくる。温かいおうどんは温かいのが出されるのは嬉しい。ボリュームたっぷりで、美味しく食べお腹いっぱいとなった。