中山美穂出演のTBSドラマ「終着駅」を見た、我が身には起こりえないドラマ
一昨日・21日に放送された、佐藤浩市と中山美穂が出演するドラマ「終着駅」を見た。朝日新聞の「試写室」欄には、「不倫する美男美女、恋の道行き。日本一の長距離を走る寝台特急、トワイライトエクスプレスに乗って。(中略)豪華車両で不倫相手と別れの旅路。どんな話をするだろう。我が身には起きないことを妄想させる。それがドラマだ」とある。
「我が身には起きないこと。それがドラマだ」、その通りだ。ただ、私も一度だけだがトワイライトエクスプレスに乗り、ディナーを楽しんだことはあるのだが。
さて、ドラマでは二人が出会いから今までを、会話していく。佐藤浩市と中山美穂、美男美女だからとても絵になる。劇中の「『私たち思い出をいっぱいつくってきたね』『その思い出を胸にこれからは生きていくんだね』」、そんな台詞が切ない。
私も一度そんな会話をしてみたいと思わせてくれる。2時間弱、楽しんだ。そのため、いつも見ている瀧本美織の「ハングリー」は、最終回故に録画で見た。
ところで、私の部屋には中山美穂のアイドル時代のテレカもある。ホント、我ながらミーハーぶりに呆れている。小泉今日子といい中山美穂といい、とてもステキに年齢を重ねている。これまた、羨ましい限りだ。
地元の「温羅伝説」を題材に、地元の脚本家・出演者等で創った舞台「晴れ時々、鬼」
ルネスホールの「特別企画事業」である「演劇on岡山」は、「ルネスホールを拠点として、地元の題材をテーマに、県民が参加して豊かで創造的な舞台を創ろう」という試みで、今回で二回目となる。
今年度は地元の「温羅伝説」を題材に脚本を公募(10作品の中で、大戸彰三さんの「晴れ時々、鬼」が選ばれる)、出演者も公募し、県内のアーティストが参加して、舞台づくりが展開された。
そして演出家には、地元岡山出身の「劇団 燐光群」主宰の坂手洋三さんの推薦で、千葉で活躍中の「三条会」の関美能留さんを迎えた。関さんは1月以来3ヶ月も岡山に住み込んでの舞台づくりを、公募で参加してきた17人の俳優たちとともに、舞台づくりを進めていただいた。
そして、その関さんの誕生日である3月19日と翌・20日の二回公演が行われた。私は稽古の初日や公開稽古、さらには昨日の二回の通し稽古、そして今日の本番と観る機会を得た。
私は今回の舞台作りの過程で、演出家・関さんが俳優さんたちをとても大切にし、かつ育てることにも努力されたことに感動した。今回の舞台で、17人がいつも舞台にいて、演技する舞台構成や演出は素晴らしかった。そうした演出を得て、17人はいきいきと演技していた。とても輝いていた。
公演当日のルネスホールロビーには、舞台稽古の写真パネルがたくさん展示されて、雰囲気を盛り上げていてとてもステキだった。多くの方々の力が合わせられた公演だった。そんな舞台をたくさんの方々が、観劇していただいた。ありがたいことだ。また来年も、もっとたくさんの参加で素晴らしい舞台が創り上げられることを願う。