「歌舞伎の所作と女形化粧」 直筆サインなどのサプライズ企画あり、乞うご期待
「上村吉弥が語り魅せます 歌舞伎の所作と女形化粧」
*日 時 2102年(平成24)年4月4日(水)14時~
*会 場 ルネスホール(旧岡山日銀)
*参加費 1500円(当日2000円)
*主 催 おかやま・歌舞伎・観る会 ルネスホール空間創造委員会
今日は春到来を思わせる暖かい一日だった。明日からは春恒例の「岡山さくらカーニバル」が開幕する。ただ、まだ桜は開花していないし、夜のお花見はあまりに寒すぎる。まだ現役で働いていた当時、火を燃やしながら夜桜を楽しんだことを思い出した。
さて、私も参加して「歌舞伎・観る会」で準備を重ねている「上村吉弥が語り魅せます 歌舞伎の所作と女形化粧」の開催が近づいた。おかげさまで、たくさんの方々に前売りチケットをご購入いただいている。
それでも、もう一回り大きな参加を期待しているし、心からお願いする次第だ。嬉しいサプライズもあるので、是非とも参加して欲しい。少しだけ勇み足だが、そのサプライズをご紹介させていただく。
一つは当日の会場内は撮影禁止だが、第一部終了後、「フォトセッション」として上村吉弥さんの撮影タイムが用意されている。カメラを用意して、ステキな写真を撮って欲しい。ただし、くれぐれもお願いするが、それ以外の時間は撮影(もちろん録音も)はご遠慮願いたい。
もう一つのサプライズは、催しの最後に「プレゼントタイム」があり、上村吉弥さんの直筆サインや特製ポスカード、さらにはサイン入り舞台写真が抽選でプレゼントされる。今から身を清めておいて、当日はステキなグッズをゲットして欲しい。
もちろん歌舞伎に関するステキなトークに加えて、所作や女形のお化粧もある。こうした機会は滅多には訪れない。是非とも参加して欲しい。前売りでは1500円だが、当日は2000円になる。ルネスホールで前売りチケットを購入してほしい。くれぐれもご参加をお願いする。
小森陽一編『3・11を生きのびる』を読んで、たくさんの啓示をもらった
「3・11」を私の心に刻んでおこうと、関連の書物を結構たくさん読んでいる。最近読んで記憶に残っているのは、小森陽一編『3・11を生きのびる 憲法が息づく日本へ』(かもがわ出版刊)だ。
「『3・11』直後から、その災禍を、1945年8月の敗戦にいたる戦争と結びつける言説が繰り返しあらわれた。敗戦以来の『国難』とするもの、瓦礫の山と化した地震と津波の被災地の光景を、アメリカ軍の空襲の後の焼跡や原爆投下後のヒロシマやナガサキの光景と対比するものなど、連想は異なりながらも、『3・11』と『8・15』を結びつけようとする力が、多くの論者の言葉に作用していたようである。地震と津波といった天災と、人間が構築した国家によって遂行される徹頭徹尾人災である戦争とを、犠牲者の多さや惨状の大きさで同一視するわけにはいかない」。
少し引用が長くなって恐縮だが、編者である小森陽一の「序にかえて」の書き出しだ。その本には江川紹子、安斉育郎、梅原猛などのそうそうたるメンバーが書いている。そして、その文章力のすごいこと、素晴らしい内容でたくさんの啓示をもらった。
この本に執筆されている方々の多くは「原発ノー」の立場で「原発の危険性を主張された」方々だが、それでも「フクシマ」の悲劇を現実のものとしてしまったことに、「申し訳ない気持ちでいっぱい」と忸怩たる思いを吐露されている。その誠実さに、心打たれる。
余談だが、原発推進派の方々からは、自分が言ってきたこと、してきたことへの反省の言葉は、不思議なのだがほとんど聞かれない。私が聞かないだけだろうか。
ともあれ、危険性は口にしながらも、どこか他人事のスタンスだったことを私自身も深く恥じている。この小森陽一編『3・11を生きのびる』で学んだ考え方を我が心にもしっかりと取り込んで、今後を生きていきたい。