弥生賞はソーヴァリアントに期待する。これまでのレースっぷりを見ても、父オルフェーヴルから受け継いだのは気性の悪さだけでなく、ちゃんと走れば勝つ力が備わっているというポテンシャルの高さだ。初戦は出遅れて3着、2戦目は薬物使用で1着失格、3戦目は出遅れ2着、そして前走はキチンと走って1着。不良馬場ではあったが、荒れ馬場に戸惑う風もなく悠然と勝った姿に、この馬のポテンシャルの高さを確信した。
偉大な父も3冠馬ではあるが、2、3歳時は気性難ゆえのまともに走らないレースが目立っていた。そんな姿がオーバーラップする。偉大な父に近づくためにも、ここを勝って何としても皐月賞の優先出走権を手にしなければならない。馬場状態も味方して、ソーヴァリアントが偉大な父に一歩近づく。
相手はダノンザキッド、テンバーガー、タイトルホルダー、ワンデイモア、タイムトゥヘヴン。