久々の予想アップになってしまった。まあ、秋のGⅠ開幕となればじっとなんかしていられないわけで、さすがに入れ込み気味だ。
さて今年のスプリンターズSだが、戦前の予想陣の能書きを聞くと、先行有利の馬場状態で、追い込み勢は不利なんだとか。しかも、内枠有利とか。まあ、GⅠとなれば、よっぽどの荒れ馬場ならいざしらず、良馬場なら、やっぱスピードとパワーに勝る実力馬が勝つのが定石だ。
そうなると実績は無視できない。ちなみにGⅠ馬は3頭。昨年の香港Sと今年の宮記念を勝ったダノンスマッシュ。昨年の宮記念を勝ったモズスーパーフレア。そして、昨年のジュベを勝ったレシステンシア。
しかも、レシステンシアは近走こそ1200で勝っているが、GⅠは2歳のマイル戦だけに、割引が必要だ。
そうなると勝つのはダノンかモズということになる。ダノンは昨年12月の香港遠征からぶっつけで臨んだ宮記念で快勝した後、4月の香港GⅠに出走し惨敗。そこから立て直し、万全の態勢で秋本番を迎えた。陣営は予定通りで完全に仕上がったといっているそうだから、ここは実績からも大本命だ。単勝3倍はおいしい。
一方のモズは今回も逃げ必至で、一昨年の同レースのような展開になれば前残りもありそうだが、今年は昨年と同じようにビアンフェがいて、さらにメイケイエールという癖の悪い先行馬もいるだけに、今年も昨年同様に自爆する可能性が極めて高い。
レシステンシアは、ルメールという強力なバディを得て、宮記念2着の巻き返しを狙う。3歳時の桜花賞、NHK杯2着の実績を考えれば、順調に力をつけた今回は、逆転もあるといえなくもない。
そこで、大事なのが展開だ。大方の予想通り、モズが逃げて、先行勢がマークする展開になる可能性が高いが、もしメイケイやビアンフェが競る格好になれば、意識して前に行った馬は終いの余力がなくなる可能性もある。レシステンシアは先行馬だけに、展開がまぎれると意外にもろい。
そうなると、なおさらダノンスマッシュの自力に期待したい。
相手は筆頭がレシステンシア、以下中山を経験しているクリノガウディー、昨年の3着馬アウィルアウェイ、さらにナタの切れ味でうならせた短距離の追い込み馬デュランダルを彷彿させるジャンダルム、ピクシーナイト、ファストフォースまで。
馬券は3連単1、2着固定の5頭流し、同じく3連複軸2頭流し、ダノンから馬単6点流しで勝負。