秋天推理のカギは舞台が府中の2000mという点だ。グレードを無視すれば同舞台で勝っている馬は3頭いる。ポタジェ(21年2月白富士賞)、エフフォーリア(20年11月百日草特別)、ヒシイグアス(20年11月ウェルカムS)だ。
3頭の中では、皐月賞1着、ダービー2着のエフフォーリアが人気、実力とも抜けているが、2000mという距離に限定すると、ポタジェ(9戦4勝2着4回3着1回)とヒシイグアス(3戦3勝)が抜けている。
ちなみにコントレイルは府中の2000mこそ経験はないが、1800mの共同通信杯を勝っており、2000mの実績も3戦2勝3着1回、距離の不安はない。
人気の一角グランアレグリアはマイル実績では圧倒しているが、2000mは大阪杯(4着)を1回使っただけなので、距離適性は未知数としかいえない。
ダークホース、カレンブーケドールは3歳時に紫苑S3着秋華賞2着の実績があるものの、それ以降は長距離専門で久々の2000mに対応できるかが不安材料。同様にワールドルドプレミアも京都2歳S着、若葉S2着の経験しかなく、以降は長距離専門だ。正直、今回は厳しいと判断せざるを得ない。
つまり2000mという距離を重視すれば、おのずと答えは絞れてくる。
勝つのはエフフォーリアかコントレイル、穴をあけるとすればポタジェとヒシイグアス、さらに皐月賞2着、札幌記念2着、3着のペルシアンナイトも押さえておきたい1頭だ。
問題はグランアレグリアの取捨だが、ルメールでなければバッサリ切るが、さすがにルメを切る勇気はない。せこく3連複の押さえには入れておく。
いまのところ斤量有利なエフが本命だが、コントの圧勝劇も見てみたい。従って、ダブル本命で穴3頭を絡めた3連単とグランを加えた3連複も買うつもり。