21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

ハンク・ジョーンズの訃報を聞いて

2010-05-18 09:21:06 | 雑記帳
ハンク・ジョーンズが逝った。特に好きなプレイヤーというわけではないが、何度も来日していて、何度かライブを観たことがあるだけに、感慨深いものがある。最初に、観たのは今や伝説となった79年のライブアンダーザスカイだったと思う。田園コロシアムで三日通しで行われたの真夏のイベントだった。記憶が定かではないが、ハンクはグレートジャズトリオのメンバーだったロン・カーターのカルテットとして出ていたはずだ。その後も、2、3回彼のライブを観た記憶がある。残念ながら、メンバーは定かではないが、グレートジャズトリオだった気がする。

 カウント・ベイシーやソニー・ロリンズは晩年、来日する度にこれがラスト、これを逃すともう観られないなどと、まるで閉店セールのような触れ込みでファン心理を煽り、私もラストだから行かなければと、何度もラストと言われたコンサートに行った。ハンク・ジョーンズも十分その域にあるジャズ界の巨匠であったが、閉店セールのような煽り方は決してされなかった。だから訃報を聞いて、最後に観たのはいつだっけと思い出してみたが、思い出せない。相当、昔だったと思う。

 今、アルバム「グレートジャズトリオ」を引っ張り出して、聞いている。マウンドで投球するピッチャーを真上から見下ろしたジャケットでおなじみの名盤だ。
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