シンリョッカ、ルージュリナージュ、ハーパー、シンティレーション、そしてレガレイラ、この基本5頭で勝負する。
シンリョッカは昨日も書いた通り、重賞にこだわり続け、ついに覚醒した。追切の動きも素晴らしく、前残りの展開になれば出番がある。問題は距離的背だが、母レイカーラは典型的なマイラーだったが、父キングカメハメハの幅広い脚質を受け継いでいることは間違いない。2200mはこなせる距離だ。
ルージュは正直言って、重賞級の力はあるのに中途半端なローテがマイナスだ。ヴィクトリアで最速の上りで5着に食い込んだのに、欲を出してエプソムCに出たのは余計だ。3か月の休みを挟んで本番前に府中牝馬Sを叩いたものの、シンティーレイションに次ぐ32秒台の末脚でどうにかこうにか掲示板に載ったが、本来の力からすれば馬券に絡んでもおかしくなかった。不発に終わったエプソムCが余計だったとしかいいようがない。それでも、鬼脚は健在で池添がどう乗るかで馬券内に飛び込む可能性はある。
ハーパーはオークス2着、エリ女3着の実績、額面道理で馬が動けば、復活する。すべては名手の手綱にかかっている。
シンティは言わずもがな、前走、強敵相手に2着まで追い込んだ末脚が大舞台で再現できるかにかかっている。
レガレイラは力は断然、出遅れなければ、勝ち切る可能性は高い。すべてはルメの運のかかっている。
ここで問題なのがスタニングローズの取捨だが、クリスチャン・デムーロというだけで、買いたいところだが、秋華賞を勝った後、エリ女で惨敗、それからの1年を見る限り、終わったと見るべきだ。大事に使われてのいいとこなしは牝馬にとって盛りは過ぎたと見るべきだろう。牡馬なら復活もあるが、牝馬厳しい。札幌で復活の兆しを見せたという見方もあるが、5歳牝馬だけにいくら名手でも厳しいと見た。
大穴ならラヴェルとライラックだろう。当日の気配で加える。