東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

新入生 自己紹介 2018 part7 落合くん編

2018年06月05日 08時34分13秒 | 新入生自己紹介

(LINEのトプ画↑)

尾澤ありがとう。では、

自己紹介っ!させてっ!頂きます!
私立・東海高等学校出身!(名門ッ!)
この度、東京大学・前期教養学部・文科三類・一年に、無事っ、入学させて頂くことになりました、落合あきらと申します!
よろしくお願いします!

…新歓コンパに荒れる四月の寮生活で、このような自己紹介が体に染み付いてしまいました。改めまして、落合輝と申します。愛知県瀬戸市出身で、この春から三河地方出身者のための自治寮で暮らしています。(但し、瀬戸市はぎりぎり尾張であり、早々に矛盾を孕んだことを書いてしまいました)。(ヨット部に特有の「風を孕んでオーバーセールして…」という言い回しに引きずられて「孕む」などという言葉を使ってしまいました。そういえば今朝目を覚ました時も、夢の中で必死に風を探しながらホッパーのエクステンションを握っている自分の、ゆらゆらして不安な手の感触が残っていました。それだけヨットに夢中と言うべきか、ヨットの難しさを思い知って意気消沈しつつあると言うべきか)。
荒れる四月が終わった途端に寮生活が天国のように感じられて、最近は常時ドアを開け放ってボブディランなどを流しています。部屋の綺麗さと料理をする頻度は、寮においてダントツだと思います。また、実家にも勝る大きなお風呂に入った後で、冷えた野菜ジュースを飲むのが至福のひとときです。

さて。

運動会ヨット部。この言葉と初めて出会ったのは、3月30日、昼過ぎのテント列でした。西日が暑いということしか考えていませんでしたが、PVの恰好良さと「試乗会はタダ」の魅力に流されて、その日の夜に(一生のうちにいっぺんくらいヨット乗ったらえーがん、という感じで)試乗会に申し込み、強風の葉山でクルーザーに乗りました。その後の新歓パーティーにも参加しLBさん方とお話ししました。その度に、楽しいけれど縁遠い世界だな、と思いました。というのも私は、今の所の進学希望先が哲学科、仕事にするなら文学か書か、あるいは他の芸術関連のことで、小学生の頃から果樹の鬱蒼と茂る森のなかで暮らすことを夢想し、一人旅が好きで、特に陸を歩いて行くことにこだわりを感じていて、中学の剣道部を要は「竹刀が重くなってえらい(しんどい)から」という理由で辞めた者であり、その上お金に関しては極めてケチです。一人で静かに、陸の少し標高の高い所で、無理せず質素に暮らすことを好む生物なのです。
それに比べて、運動会ヨット部。みんなで毎週末ワイワイ合宿して、海抜0メートルの海の上でお金のかかる舟を乗り回し、時には華やかなパーティーに出るなどして。一生立ち入ることのない世界。そう思っていました。
しかし心のどこかに、このままでは自分は、ダンゴムシのような生き方を続けて、その狭さにすら慣れてしまい、歳をとるにつれてどんどん丸まって、自分に見えている所しか見ないようになってしまうのではないか、ここらで一度、固定されつつあるこのコースから外れた方がいいのではないか、という気持ちも、実はありました。だからこそ、新歓パーティーでの監督の、「たとえヨットでないにしても、新しい事に挑戦してみて欲しい」というお話が心に響いたのでしょう。そういう訳で私は、監督の公平誠実な一言に背中を押される形で、ヨット部に入部しました。
この週末までに二度の八景島合宿を終えましたが、沈起しの経験と華麗さにかけては新入生で一番か二番だろうと自負しています。まだまだ他の点では慣れないことばかりですが、自分の生き方に新しい一面が生まれることを信じて、次回からの合宿も精一杯やりたいと思います。(そしてひとまずは、ホッパーで風上に進みたい)。
これからよろしくお願いします。

お次は、可憐な少女であるかに見えて、既に部の柱としての存在感を備えつつある新マネージャー、菅野涼音ちゃんです。プレーヤーにも劣らないカッコいいサングラスの内側から何を見ているのか気になります。お楽しみに!

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