東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

↓朝の艤装の時のこの雰囲気、なんかわからないけど好きです。

2024年09月24日 20時53分22秒 | 通常練習

お世話になっております。4年470スキッパーの安藤です。

九月に入ったのに今年の夏はまだまだ暑いなあと思っていたら、昨日今日でいきなり肌寒くなってきました。4つあるはずの季節は近年ほとんど夏冬しかなくて、春と秋はその間の移行期間でしか無くなってきている気がします。このまま地球温暖化と共になくなってしまうんでしょうか...、名残惜しいですね。秋は好きなんですけどね、紅葉とか綺麗だし、食べ物は美味しいし。

さて夏合宿第7クールは、いい風がずっと続いてきた夏合宿で、しばらくぶりに微風・軽風でした。全日本女子インカレで葉山新港が使えなくなる関係上練習は2日限りでした。

(ちなみに女子インは、秋女も全女も当然の如く強風でした。毎年毎年さすがですね。)

 

微軽風ならスピードや動作よりも、スタートやコースの重要性が高いということで、朝からスタート練習や小松さん主導のコース練習を繰り返し行いました。個人的にはスタート時のタイムtoディスタンスや上側からのスタートのウェイティングが課題だったので、そこに的を絞って繰り返し練習していました。

朝は少しだけ北風が残り、出艇直後は上オンくらいでランニングを走り、しかし気温が少し上がっていくにつれ風が無くなって。スタート練習をしていると、10:30くらいには北から南にゆっくりと風が振れていく過程で海面がベタ凪になり、東大どうしで集まりながら「数年前の夏の八景とかこんな感じだったよなあ」とか話して風待ちしてました。マネ飯を食べ終える頃にそよそよと入ってきた南風で、またスタート練習と、他大を交えた合同コース練をしました。

 

いよいよ470は秋イン予選が近づいてきて、練習日数もあと片手で数えられそうなくらいになってきました。否が応でもインカレを意識せざるをえません。

絶対に文字はつけられない、ケースもトラブルも起こしてはいけない、けれど臆病者が前を走れるほど甘くはない。勇気とクソ度胸を履き違えていない、ちゃんとしたヨットレースをした人が着実に前を走るのがインカレです。

レース本番では、どんな風が吹くかはわかりません。南風爆風かもしれないし、振れ振れの北風軽風かもしれない。それは神様のみぞ知ることで、我々にはコントロールができない"天命"です。

では何をコントロールできるかというと、それは自分達自身です。

いかに練習してきた技術を、本番のレースで使えるものにするか。いかに本番で、練習してきた技術を発揮するか。

いかに練習でのメンタルを、本番のレースに近づけられるか。いかに本番でのメンタルを、練習に近づけられるか。

練習と本番の差をなくしていき、"人事"を尽くしていくのが、レース前のこの期間です。

 

と、ここまで書きましたが、しかし、本番前の調整だけで終わってはいけません。僕たちは常に挑戦者です。まだまだ上手くなる余地しかないし、インカレを意識しつつも上達していく必要があります。

秋の風が吹き始めた夏合宿最終クール、気を引き締めて臨みたいと思います。

 

安藤


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