久しぶりのブログとなります。
お世話になっております、クルーザー班3年の友成です。
このオフはバイトをして甲子園を見てとなかなか充実していました。優勝した慶應義塾高校はもちろんすごかったですが(一度つながると切れ目のない強力打線は脅威でした)、連覇を逃した仙台育英高校が特に印象的でした。去年初めての白河の関越えを果たし、全国から追われるチームとなりながら2年連続で決勝の舞台にたどり着きました。目標とされる側としての重圧と向き合いながら、前評判通りに勝ち続けるのは本当に難しいことだと思います。試合後の塾校のヒーローインタビュー中の育英の監督やナインの姿勢を見て、悔しいはずなのになんかすごいなと感じました。自分より年下の子たちが日本中を熱狂させて、やっぱりスポーツの力って半端じゃないと感激しました。
さて、先クールの活動報告をさせていただきます。
最近の練習では、上下マークを100mほどの距離に打ったベリーショートラウンディングを中心に行なっていて、とてもハードであるにもかかわらず時計を見ると10分も経っていないという、半ば絶望的な?気分になるのですが、その分皆の動作の熟達ぶりを感じております。どうしても暑くて集中力を持続させるのが難しい中ですが、その分休息は多めにとって、非常にメリハリのある練習ができています。練習中はアドレナリンが出ているのかなんとか持ちこたえていますが、着艇後はみな疲労がどっと溜まっているのか、それまでちょっぴり夜更かしだった同期や後輩も早く寝ているようで、良い練習のもと身体的にも健全な生活リズムになっているようです。
早く「良い練習」を「実態を伴った目に見える結果」に昇華させて実績に裏打ちされた真の自信を得られるよう精進してまいります。
20日の日曜日には、僕は仰秀チームを離れ月光チームの船に乗せていただき、フリートレースに参加させていただきました。(お伝えし忘れていましたが、嬉しいことに現時点で新入生が2人チームに加わってくれ(まだ増えるかもしれません、大きな決断をしてくれた2人には感謝しかありません)、人員に余裕ができたために他の船・それも月光チームの船に乗れるという貴重なチャンスをいただけました。それまで4人だったこともり大人数で練習するのは楽しいですし、やはり数は力なりと感じる今日此頃です。)
肝心のレースはと言いますと、1-1-1(月光チーム)を経験させていただきました。皆から追われるチームでありながら当たり前のように勝ち続ける、その圧倒的強さを実感しました。やはり前を走れるとこんなに気持ちがいいのか、勝つことってこんなに嬉しいんだ、と残念ながら日々あまり感じることのできていない感情を持つことができ、モチベーションの高揚を感じました。
ただ、世界の月光チームといえども何か特別なことをしているわけではなく、基本に本当に忠実であること、絶対に間違いを犯さないところに強さがあるのだと感じました。例えば、1レース目であれば、右奥からの向潮の影響を考慮して左に伸ばしたことが奏功し、実質的に1上で勝負ありでした。水深と潮の関係、干潮の時間から考慮した潮の影響など、正直自分たちはわかってはいてもレースでは実践できていないことをこなしていました。またレースごとに潮なのか、シフトなのかブローなのかというように重視するポイントの見極めが明確で、意図を持ったコースを引いていることも印象的でした。それを実現するためには、知識というよりも皆が風が見えていることが前提で、単純に自分たちは風がまだまだ見えてないのだなと気づきました。事前のレースプランの明確性に加えて、その場でその場で臨機応変に全員で判断を下せることが今後必要だと感じます。
この1日月光留学を通して、勝者のメンタリティに加え勝てるチームのコミュニケーションと風を見る目を肌で感じることができました。受け入れてくださった月光の皆様、誠にありがとうございました。
今回味わった勝つ喜びを早く自分の船で分かち合えれば・分かち合わねばならない、と感じます。
さて、早いもので8月ももうすぐ終わりなようです。9月は遠征もあります。新しい仲間を迎え、このチームとしては徐々に終盤に近づきつつありますが、フレッシュな気持ちで望み続けたいです。
友成遼
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