手紙
ほんとうは
アナタから届くアナタは
手紙がいい
アナタは嫌うかも知れないけれど
それ以外のものは
やがて消える
どんなに胸に留めたくても
絶え間なく時間が
それを無の彼方へ押しやる
どんなに素敵だった言葉でも
口にする言葉はきっと
年月の試練に散華してゆくから
そのときどきの鮮やかさは
イノチを燃やした一期の残滓は
正しく文字に刻むしかない
千年の風雪に耐えて
甦る木簡の文字のように
想いを残したいmonoは
言葉を認めてゆくしかない
そこから永遠に
アナタの言葉たちと同じくする
幸せの漣に恵まれる・・