SI29一頁目を
意識が戻って来ると
仰臥のまま
広大無辺の
languageの沃野を彷徨い始める
それが常の行状と
大概の行体
始終の境目
明暗の端境
有無の境界
いつでも
新しい僕と云う人物の
スタートline
毎日のinochiの定義は
そんな絡繰りで
有識の時間の昼間と
滞りなく締結される
詩29の一頁目の一行目は
斯く表記する
その沃野から採種して始まる
群れの名前は、まだ無い
2023 8/9
SI29一頁目を
意識が戻って来ると
仰臥のまま
広大無辺の
languageの沃野を彷徨い始める
それが常の行状と
大概の行体
始終の境目
明暗の端境
有無の境界
いつでも
新しい僕と云う人物の
スタートline
毎日のinochiの定義は
そんな絡繰りで
有識の時間の昼間と
滞りなく締結される
詩29の一頁目の一行目は
斯く表記する
その沃野から採種して始まる
群れの名前は、まだ無い
2023 8/9
Postscript
2022 6/22に書き始めた「詩27 LANGUAGE~行体Ⅰ~」が、2023 1/17に後書きを添えて完稿した。その4日後の、1/21に前書きを置いて綴り始めた「詩28 PASSION~行体Ⅱ~」が、凡そ6ヶ月と20日の時間と(35813)の単語を重ね連ね結び繋ぎ、験の良い数字が並ぶ今日8/8に目標の140頁に到達した。
思い返せば、青春直中の二十歳に処女詩集「豫告」を自費出版してから早や半世紀以上の年月が経った。短歌に傾倒した十数年の空白期を経て尚細々と紡いできたpoemという言葉の束。手許に積まれた27冊の詩集のその一冊ごとが、もう一つの僕のlifeを記録し、物語り、inochiの旅の同伴者になる。
我が人生の時間と並行して編んでゆくもう一つの旅の模様。”気”が其処に在ると確認できる間は、”心”が其れを欲して拍動する間は、この先も又それを一つの起点として書き継いでゆきたいと思う。
探し、継ぎ、繋ぎ、結び、途方もなく、故もなく、宛てなく、限りなく、それ故、倦まず、退かず、厭きず、止めず、弛まず、諦めず、心も気もその機能を失くす直前まで句点は保留し、人生の時間のperiodと同時に打つ句点でありたいと願いながら、僕は又直ぐ様にSI29の一行目にpenのballを走らせるのだ。
2023 8/8 万甫