降って来るもの

写真と散文とぽえむ

SI29一頁目を

2023-08-09 21:30:59 | 詩29

     SI29一頁目を

 

意識が戻って来ると

仰臥のまま

広大無辺の

languageの沃野を彷徨い始める

それが常の行状と

大概の行体

 

始終の境目

明暗の端境

有無の境界

 

いつでも

新しい僕と云う人物の

スタートline

毎日のinochiの定義は

そんな絡繰りで

有識の時間の昼間と

滞りなく締結される

 

詩29の一頁目の一行目は

斯く表記する

その沃野から採種して始まる

 

群れの名前は、まだ無い

      2023 8/9

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Postscript

2023-08-09 06:00:19 | 詩28

   Postscript

 

 2022 6/22に書き始めた「詩27 LANGUAGE~行体Ⅰ~」が、2023 1/17に後書きを添えて完稿した。その4日後の、1/21に前書きを置いて綴り始めた「詩28 PASSION~行体Ⅱ~」が、凡そ6ヶ月と20日の時間と(35813)の単語を重ね連ね結び繋ぎ、験の良い数字が並ぶ今日8/8に目標の140頁に到達した。

 思い返せば、青春直中の二十歳に処女詩集「豫告」を自費出版してから早や半世紀以上の年月が経った。短歌に傾倒した十数年の空白期を経て尚細々と紡いできたpoemという言葉の束。手許に積まれた27冊の詩集のその一冊ごとが、もう一つの僕のlifeを記録し、物語り、inochiの旅の同伴者になる。

 我が人生の時間と並行して編んでゆくもう一つの旅の模様。”気”が其処に在ると確認できる間は、”心”が其れを欲して拍動する間は、この先も又それを一つの起点として書き継いでゆきたいと思う。

探し、継ぎ、繋ぎ、結び、途方もなく、故もなく、宛てなく、限りなく、それ故、倦まず、退かず、厭きず、止めず、弛まず、諦めず、心も気もその機能を失くす直前まで句点は保留し、人生の時間のperiodと同時に打つ句点でありたいと願いながら、僕は又直ぐ様にSI29の一行目にpenのballを走らせるのだ。

2023 8/8 万甫 

コメント (2)
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