安佐北区可部南の住宅街に遠くからも見える大イチョウがあります。
今日午後、初めて訪れてみました。
友廣神社というお宮の境内にそびえ立っていました。
比較的新しい鳥居の脇に古い鳥居が立っていました。
銘板の裏に次のとおり由来が刻まれていました。
約300年前の元文年間に建立されたが、昭和18年の太田川の大洪水による災害で、
鳥居崩壊により氏子中に不安を与える現状に至り、安全な鳥居とした。
(帰って調べてみると、元文2年は1737年で279年前でした)
この写真では傾いて写っていますが、主幹が真っ直ぐにそびえ立っていました。
クリックしてみて下さい。
広島市指定(H7.4.18)天然記念物の標示板が立っていました。
「たびたび洪水の被害を受けた状況の中で、力強く生き抜いてきた」とのことでした。
圧倒される大きさでした。雄株だそうです。
平成7年当時で、樹高約25m、枝張り(東8.2m、西12.0m、南6.1m、木太9.7m)だったようです。
胸高の幹囲は4.15mだそうです。
パワーをいただきました。
境内には鐘突堂もありました。
明治になる前までは仏教と新道を一緒に祀っていた証がここには残っていました。
鐘突堂脇から眺めたイチョウです。
長年の風雪や災害などに耐えて生き抜いてきたという大イチョウ、見事な姿でした。