四季折々

~感じるままに~

安芸クイーンの環状剥皮

2020-06-24 20:19:50 | ぶどう・野菜
(今日2回目の更新です)
ブドウ(安芸クイーン)の環状剥皮(かんじょうはくひ)を行いました。
安芸クイーンは紅色系品種ですが、暖地では着色しにくいブドウです。
このような品種の色づきをよくするため、研究確立された技術がこの環状剥皮だそうです。

   
幹の樹皮(表皮)を環状に5mm幅で剥ぎ取ります。
カッターナイフと5mm幅のドライバーを使って、剥ぎ取りました。

      
今回は地表から70㎝の高さで行いました。上方の痕跡はこれまで行ってきたものです。
全体に効果を及ぼしたい場合、主幹のどこかで行います。どの高さでもいいようです。
一番上が昨年の痕跡です。年月が経つときれいになりますが、
最初頃は幅1㎝で行っていたので大きな痕が残っています。

   
剥皮部は幅広のビニールテープで保護します。テープは約1か月後にはずします。
そのころには癒合(ゆごう)がかなり進んでいます。
この処理を行うことによって、表皮の中を通っている“師管”という養分の通り道を断ちます。
光合成で生産される養分を根などに移行させず、果実に蓄積することができるのだそうです。
色づきがよくなり、食味もよくなるとのことです。

ちなみに、今日現在のブドウは次のような状態です。
   
環状剥皮は、満開の時から30日~35日後が適期だそうです。
今年は満開になり第1回目のジベレリン処理(種なし処理)したのが5月23日~25日でした。
このときから今日で33日又は30日目なので、適期に間違いないようです。

今年こそは天候にも恵まれきれいに色づいてもらいたいと願っています。


コメント (2)
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ダンドク~カンナの原種とか

2020-06-24 14:14:03 | 写真・花
カンナに似ているものの、形などが少し違う花と出会いました。
ダンドク(檀特)という花のようでした。
カンナの原種だそうです。

   

   

   

   

   
こんな小川で咲いていました。
ダンドク(檀特)は、熱帯から温帯に生息するカンナ科の多年草とか。
カリブ諸島、熱帯アメリカ原産で、園芸種のカンナの原種の一つだそうです。
日本には江戸時代に観賞用に渡来したのだそうです。
名前は、インド・中国を経て渡来したことにより、

釈迦が修業した 檀特山(だんとくさん)の名に因んでいるのだそうです。

花色は黄色もあるそうです。
原産地では、根茎から澱粉をとるために、現在でも栽培されているそうです。
また、乾燥した種子は堅くてつやがあり、楽器のマラカスやネックレスや数珠に利用されるそうです。


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