四季折々

~感じるままに~

春を待つ もふもふ~「コブシ」と「ハクモクレン」

2021-12-30 07:51:57 | 写真・花
コブシとハクモクレンのつぼみがもふもふになって春を待っています。
コブシとハクモクレンはよく似ていますが・・・

同じモクレン科モクレン属でも、いろいろと違いがあるようです。

その1 コブシのもふもふ(つぼみ)〈昨日撮影〉






その2 ハクモクレンのもふもふ(つぼみ)〈12月27日撮影〉






コブシとハクモクレンは非常によく似ており、どちらもモクレン科モクレン属の落葉高木とか。
ところが、コブシは日本が原産でハクモクレンは中国が原産だそうです。
また、大きな違いは、次の3点だそうです。
①コブシの方が木も花も小ぶり(細い)。
②コブシは花びらが6枚で横向きに咲き、ハクモクレンは9枚で上向きに咲く。
③コブシは花が開くときに花の付け根に2枚の葉が同時に開くが、ハクモクレンの葉は花が散ったあと。

今日取り上げたコブシとハクモクレンは、①の木の大きさでは判断はつきません。
また、②の花びらの枚数や、③の花開く時の葉の出方については予想もつきません。
ただ、1点、今の段階でも、如実にそれぞれの特徴が現れているところがあります。
分かりますか? それは、
②の花が横向きに咲くコブシと、上向き咲くハクモクレンの特徴です。
まだつぼみの段階なのに、コブシのつぼみは横向きに、ハクモクレンのつぼみは上向きについています。

私はこのそれぞれの木について、花が咲いていた段階を知っていたので断定してとりあげていましたが、
こうして実際に写真を写してみると、つぼみの段階でもそれぞれの違いがよく分かりました。
似た物同士なのにこんな違いがあるとは、植物の世界は不思議ですね。

コメント
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