今日のしんぶん赤旗 のコラム(「潮流」)です。
「政治とカネ」の問題について簡潔に書いています。
私は、政党は支持する方々の草の根の浄財で活動費を賄うべきだと思っています。すべての国民から税金の形で集めたお金を政党の議席数に応じて分け合う「政党助成金」制度には反対です。また、企業・団体献金も禁止すべきだと思います。
私はこのコラムの内容に賛成です。ぜひ、お読みください。
きょうの潮流
「泥棒に追い銭(せん)」。かつて政党助成金をそう批判した人物がいました。自民党の最大派閥の会長として権勢をふるっていた頃の金丸信氏です
▼当時政府の審議会がまとめた政党助成制度についての答申を念頭においての発言でした。盗人(ぬすっと)に物を盗まれた上さらに金銭をくれてやるようなものだと、政党への公費助成に疑問を投げかけたのです(『政党助成金に群がる政治家たち』)
▼金丸氏はその後みずから政治とカネの問題で逮捕されます。金権政治にどっぷりと漬かった人物だけに事の本質を見抜いていたのかもしれません。政党助成法の成立から30年。交付された助成金の累計はすでに9000億円を超え、その半分近くが自民党に配られています
▼今年も自民党には160億円が支給され、先日1回目の40億円を受けとりました。裏金事件の渦中で。盗人たけだけしいとはこのことか。裏金づくりは20年以上前からともいわれ、助成金をもらいながら、こそこそと
▼追い込まれ出してきた自民党の政治資金規正法の案も、まったくのその場しのぎ。真相の解明も反省もなく肝心要の企業・団体献金の禁止も盛り込まれていません。火の玉になって先頭に立つとの岸田発言もやはり口だけでした
▼「政党とは本来、国民の中から誕生し、財政的にも国民に根を張って存続するもの」。政治とカネの問題を追及してきた神戸学院大の上脇博之教授はいいます。どこによって立ち、誰の立場に立っているのか。資金から政党の真の姿がみえてきます。
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