昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~(十七)身上調査をしているように感じられて

2015-10-03 15:15:30 | 小説
「実は、交際中の女性が実家に帰っているんです。 で、手紙が届いていないか、気になりまして。 彼女のお父さんが倒れられまして、看護疲れからかお母さんも体調を崩されたんです。 そんな訳で、彼女はお正月を実家で送る羽目になったんです。 三日と空けずに、手紙が来るものですから」 「そうですか。それは、淋しいですなあ。で? その女性とは長いのですかな」 「お父さん、そんな立ち入ったことを」 黙って聞いてい . . . 本文を読む

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