昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~(十七)未だ若い彼の理性が吹き飛んだ

2015-10-13 08:47:42 | 小説
しかし彼には、十分すぎるほどの衝撃的な行為だった。 未だ若い彼の理性が吹き飛んだ。弾けとんだ。 「せんせっ、せんせっ、スキなの‥‥」 由香里の口から、吐息交じりの声が漏れる。 由香里にしてみれば、キス体験のつもりだった。 しかし今、彼はそれ以上の領域に入り込もうとしている。 由香里の心に、恐怖感に近いものが渦巻いた。 「お母さん、そろそろ夕食の支度に入ったらどうだ。 今夜は、ここで風呂に入るとに . . . 本文を読む

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