昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~(十七)ほんのり桜色に

2015-10-21 09:12:00 | 小説
「さあさあ、お父さん。もうその位にされたら、どうですか。 今夜は、飲みすぎですよ。先生もお疲れなんですから、もうお休みになられたらどうです?」 母親の助け舟が入り、やっと父親から解放された。 彼も勧められるままに飲んだビールが、相当に回ってきていた。 睡魔に襲われて、幾度となく欠伸を噛み殺していた。 「そうだな。もう寝るかな」 ふらつきながら、父親は別室に移った。 由香里の寝顔を覗き込んだ父 . . . 本文を読む

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