昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~(十七)もう少し召し上がらない?

2015-10-22 09:03:12 | 小説
「ねえ、先生。もう少し召し上がらない? それとも、こんなおばさんではだめかしら」 妖艶な目付きで、彼を見つめてきた。 思わず目を逸らしながら、黙ってビールをコップに受けた。 「ねえ、先生。由香里のこと、どう思います?  いえいえ。生徒としてではなく、女姓としてです。 あの子を見てると、いじらしくて。 本当に先生のことが好きなんですよ。 もう涙ぐましいほど、先生に認めてもらいたくてがんばっていま . . . 本文を読む

NTTコム リサーチ

NTTコム リサーチモニターに登録!