昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

[舟のない港] (六十九)

2016-07-04 09:10:44 | 小説
 その夜、意外なことに夫人は冷静だった。夫への愛情は、子供を産んだ時か ら醒めていたという。一時の気の迷いからの結婚で、失敗だったこと。処女を 捧げたという、唯それだけの為に家族から無理強いされたこと。 . . . 本文を読む

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