15日(月・祝)。昨日は母の1周忌法要のため埼玉県狭山市の菩提寺に行ってきました 昨年8月21日の早朝、胸に膿がたまる病気が悪化し、入院中の病院で息を引き取りました。早いものでもう1年以上経ってしまいました
8月24日が告別式だったのですが、凄い雷雨に見舞われたことを思い出します
本堂でお経をあげていただき、お墓参りを済ませてから会食し、帰りがけに実家に寄りました 例によって猫のミラが出迎えました
いよー、久しぶりだな。ミラだよ。ミラクルのミラ
この家の孫たちに遊ばれて、このザマだよ
この家の住人はミラはミラクル・デブのミラと言っているぜ!
何しろ7キロ異常もあるからな。 ン? 以上か
いつまでもこの姿勢かんべんしてくんね
こうやって構えればオレだって可愛いネコちゃんだろ?
という訳で、”虎年”のオレをよろしくな
閑話休題
先日、久しぶりに新宿タワーレコードに行き、CDを買いました。CDを買ったのは1年ぶりくらいでしょうか CD中心主義から生演奏中心主義に転換してから、ほとんどCDを買わなくなってしまいました。買わなくなった大きな理由は「置き場所がないから」です
手に入れたCDは、クラシック音楽界で最近話題になったニコラウス・アーノンクール指揮コンツェルタス・ムジクス・ウィーンによるモーツアルトの後期交響曲集(第39番、第40番、第41番)です このオーケストラは少数精鋭のメンバーからなりますが、弦楽器も管楽器も18世紀から19世紀にかけて作られた楽器またはコピーの「ピリオド楽器」で演奏しています。1枚目に第39番と第40番が、2枚目に第41番が収録されています。2013年10月12~14日にウィーンのムジークフェラインで収録されました
まず第39番から聴いてみます。私はモーツアルトの交響曲の中ではこの第39番が一番好きで、特に第3楽章「メヌエット」が大好きです アーノンクールは冒頭から、古楽器奏法により息の短い歯切れの良い演奏を展開します。そして、テンポを極端に動かします
その第3楽章を聴いてみて、あまりの極端なテンポの動きに、ついていけない感じを受けました 一言で言えば「やりたい放題」です。第4楽章が終わって、まったく休むことなく高速テンポで次の第40番ト短調の第1楽章に入りますが、まるで2つの曲が一つの曲であるがごとくの解釈です。この解釈も理解不能です
なぜそんなに先を急ぐ必要があるのか、さっぱり分かりません。最後の第4楽章「アレグロ・アッサイ」だけが、これまでの標準的な解釈に近い演奏だと思われます
1枚目を聴いた範囲で言えば、「繰り返し聴くCDとしては果たしてどうだろうか?」というのが率直な感想ですが、「この演奏を生で聴いたら、たまらなく面白いだろうな」というのが偽らざる気持ちです 冷静に考えれば、アーノンクールがゴク当たり前の演奏をするわけがないのです。われわれ聴衆もそれを分かったうえでコンサートに足を運び、CDを聴くのです