人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

読売日響・来シーズン定期会員継続へ/萩耿介著「イモータル」を読む

2016年10月04日 07時35分08秒 | 日記

4日(火).わが家に来てから今日で736日目を迎え,景況感の変化と自分のエサ代との相関関係を考えて眠れなくなったモコタロです

 

          

           デフレ脱却目指すと ぼくのエサ代が値上げになるし フクザツ

 

  閑話休題  

 

昨日,夕食に「豚バラに,甘酢ネギ胡麻だれ」と「生野菜,ツナ,マグロのハムのサラダ」をつくりました 「豚バラ~」にカイワレ大根が合います

 

          

 

  も一度,閑話休題  

 

読売日響から来シーズンの定期会員継続案内が届きました 現在私はサントリーホールでの「定期演奏会」の会員ですが,サントリーホールが来年4月から9月まで大規模改修工事のため休館することに伴い,来シーズンの4月~9月の公演は会場が池袋の東京芸術劇場に代わります 読響はこの間の代替席を提示してきました.その代替席は1階センターブロックではなく,右サイドの少し高い位置にある席(バルコニー風)なので条件としては悪くないと思います ただし,サントリーホールでの現在の席が1階センターブロック通路側のS席ながら,すぐ後ろがA席と条件が良くないので,もっと前の席に移りたいと思います  おそらく通路側席は取れないと思いますが,出来るだけ通路に近い席という条件を付けて変更したいと思い,サントリーホルでの公演のみ「座席変更希望」で申込書を提出しました

ところで,定期演奏会のラインアップで注目すべきは,5月のブルックナー「交響曲第5番」(指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ),11月のメシアン「アッシジの聖フランチェスコ」(指揮:カンブルラン),12月のマーラー「交響曲第3番」(指揮:コルネリウス・マイスター),1月のブルックナー「交響曲第6番」(指揮:カンブルラン)でしょう

 

          

 

          

 

          

 

          

 

欲を言えば名曲シリーズの4月公演でユリアンナ・アヴデーエワがグリーグの「ピアノ協奏曲」を演奏するので,これを定期公演に持ってきて欲しかったと思いますが,その辺は経営戦略の一環なのでしょう

読響定期会員継続を前提に来年のコンサート・スケジュールを来年の手帳に記入してみました すると,現時点で日時が重なっているコンサートが次の4公演あることが分かりました

①1月13日(金)午後7時開演  NHK交響楽団定期演奏会(NHKホール)と都響ニューイヤーコンサート(サントリーホール)

②5月19日(金)午後7時開演  NHK交響楽団定期演奏会(NHKホール)と読売日響定期演奏会(東京芸術劇場)

③6月3日(土)午後2時開演   東京交響楽団オペラシティシリーズと新日本フィル定期演奏会(トリフォニーホール)

④6月24日(土)午後6時開演 東京交響楽団定期演奏会(ミューザ川崎)と読売日響定期演奏会(東京芸術劇場)

毎年のこととは言え,何とかしなければなりません しかし③と④は何とか振り替えられそうですが,①と②は振替先候補の日時に別のコンサートが入っているので,①②とも どちらかの公演を諦めなければなりません 

話は360度変わりますが,コンサート・スケジュールを管理することを第一目的として あれこれ迷いに迷って購入したのはこの手帳です

 

          

 

利用方法の一例として,私の来年1月のスケジュールをご紹介します 最初に月別のスケジュール表があるので,コンサートの日程を入れてピンクのマーカーで印を付けます.映画の予定はイエローのマーカー,他の予定はグリーンのマーカーを付けます これを見ることによってダブル・ブッキングのようなチケット購入ミスを防ぐようにしています この手帳の良い点は,この月別スケジュールが翌年3月まで付いていることです すでに3月の(それ以降も)チケットが手元にあるからです

 

          

 

次に,週別のスケジュール表があるので,例として1月9日の週を見ていただくと,左ページにコンサートの予定(開演時間と会場)を,右ページにその公演のプログラムや演奏者などをメモしています 私はこれを見て,前もって演奏曲目をCDで予習する計画を立てます

 

          

 

もちろん,スマホでスケジュール管理することも可能ですが,私にはピンク,イエロー,グリーンの色分けによって ひと目見てすぐにスケジュールが把握でき,モノとして後に残る手帳の方が向いていると思っています 手帳の種類こそ違いますが,上記の記入方法によってン十年間スケジュール管理をしてきました.今更 変えられません

 

  最後の,閑話休題  

 

萩耿介著「イモータル」(中公文庫)を読み終りました 萩耿介(はぎ こうすけ)は1962年東京生まれ.早稲田大学第一文学部ドイツ文学科卒.2008年に『松林図屏風』で第2階日経小説大賞を受賞しています この本は2012年6月に『不滅の書』というタイトルで刊行された作品を改題・改稿した作品です

 

          

 

滝川隆は,インドで消息を絶った兄が残した『知恵の書』の持つ不思議な力に導かれ,なぜ兄は消息を絶ったのかを調べるべく自らインドへ旅立つ インドに赴いた隆は死んだはずの兄の霊と会話し,考える・・・・・

「はじめにウパニシャッド.サンスクリット語で書かれたヒンドゥー教の根本聖典.数ある聖典の中でも哲学的な思索が多く,古代インドの思想書と言われている それをダーラー・シコーというムガル帝国の息子がペルシャ語に翻訳させた.シコーは弟との政争に敗れ,処刑されてしまうが,ペルシャ語訳はヨーロッパに伝えられ,フランス人の学者デュペロンがラテン語に翻訳した.これをドイツの若き哲学者ショーペンハウアーが読んで感動し,代表作「意志と表象としての世界」を完成させる さらにその著作は日本に入って翻訳され,研究者ばかりか青年層の一部で今なお読み継がれている

兄は1992年12月,アヨーディヤーのモスク破壊事件に巻き込まれて死んでいた しかし,隆は兄の残した『知恵の書』に導かれ兄と会話をすることを通して哲学の神髄に触れることができた

この本を読んでいると,不思議な感覚に囚われます ひと言で言うと日本人が書いた作品という感じがせず,海外の哲学に詳しい文学者が書いた作品を日本語に翻訳したような印象を持ちました それは話が時空を超えて展開するからかも知れません

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