人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

都民芸術フェスティバル・コンサートのチケットを買う/映画「64(ロクヨン)」を観る

2016年10月27日 08時01分36秒 | 日記

27日(木).わが家に来てから今日で759日目を迎え,昨日1956年以来の遅い「初冠雪」を迎えた富士山のニュースを見て 生意気にも補足説明を述べるモコタロです

 

          

            富士山に初冠雪があると台風はもう来ないってテレビ・ニュースでやってたよ

 

  閑話休題  

 

昨日は,夕食にステーキを焼き,野菜サラダを作りました 息子が火曜の夜 徹夜で論文を書いて朝7時半には家を出たので,体力をつけなければ身体が持たないだろうと ステーキにしました わが家では1人分300gです なお,缶ビールとワイングラスが並んでいるのはどうしたことか,という細かい点に気づいた方にご説明しますと,ビールの後にワインを飲みました.これでよろしかったでしょうか

 

          

 

  も一度,閑話休題  

 

毎年1月から3月まで東京芸術劇場と東京文化会館小ホールで開かれている「都民芸術フェスティバル」の「オーケストラ・シリーズ」と「室内楽シリーズ」の前売り(WEB予約)が開始されました

 

          

 

すでにオーケストラの全8公演セット券は10月19日から発売されているので,良い席は押さえられている可能性が高いと思いながらアクセスしました 「オーケストラ・シリーズ」(東京芸術劇場大ホール)のラインアップは以下の通りです

 

          

 

          

 

私は日本フィルのコンサートのある1月13日は別のコンサートが入っているので,それを除く7公演を押さえました A席:3,800円,B席:2,800円,C席:1,800円ですが,予想通りA席はほとんど残り少なくなっていたので すべてB席を押さえました N響だけが3階席で,他の6公演は2階席です.個人情報の入力に手間取っている間にどんどん良い席から順に減っていき焦りまくりました ネット予約は心臓に悪いです

今回のシリーズを見ると,交響曲では①ベートーヴェンが3曲(第5番=角田鋼亮+日本フィル,第3番=ブラベッツ+新日本フィル,第8番=梅田敏明+都響),②チャイコフスキーが2曲(第4番=高関健+N響,第6番=三ツ橋敬子+東京フィル),③シューマン(第1番=バルケ+読響),④シベリウス(第2番=垣内悠希+シティ・フィル)が取り上げられています

協奏曲では①ピアノ協奏曲(ラフマニノフの第2番=日本フィル+居福健太郎,リストの第1番=東京フィル+田中正也,ショパンの第2番=読響+アムラン,ベートーヴェンの第5番=都響+小山実稚恵)の4曲が,②ヴァイオリン協奏曲(ブルッフの第1番=新日本フィル+大谷康子,プロコフィエフの第2番=N響+青木尚佳,シベリウス=シティ・フィル+周防亮介)の3曲が,③チェロ協奏曲(ドヴォルザーク=東響+上村祥平)が取り上げられています

曲で選ぶか,オーケストラで選ぶか,指揮者やソリストで選ぶか・・・・いずれにしてもチケット代は在京オーケストラの定期演奏会の約半額です 格安の料金でフルオーケストラが聴ける絶好のチャンスです 

一方,室内楽シリーズ(東京文化会館小ホール)のラインアップは以下の通りです

 

          

 

私は「3大Bソナタの夕べ」のある1月19日は別のコンサートが入っているので,それを除く2公演を押さえました 嬉しいのは両公演ともメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲が入っていることです 全席指定3,000円です.東京文化会館小ホールは座席数が少ない(649席)ので 3公演とも売り切れている可能性があります 

なお,チケット発売のスケジュールは下のようになっていますが,11月10日の一般発売の時には ほとんど選択の余地が少ないと思われます

「10枚のCDよりも,1回のコンサートを」 

 

          

 

  最後の,閑話休題  

 

昨日,池袋の新文芸坐で映画「64(ロクヨン)」(前編/後編)を観ました これは「半落ち」「クライマーズ・ハイ」などの傑作で知られる横山秀夫の原作によるミステリー小説を瀬々敬久監督が映画化した2016年製作の長編映画です 「64(ロクヨン)」というのは 昭和天皇の崩御により わずか7日間でその幕を閉じた昭和64年に発生した少女誘拐事件のことを指しています

 

          

 

わずか1週間で終わった昭和64年に発生した少女誘拐殺人事件(通称「ロクヨン」)から 事件は未解決のまま14年の歳月が流れた平成14年,時効が目前に迫っていた かつて刑事部の刑事として”ロクヨン”の捜査に当たった三上(佐藤浩市)は,現在は警務部の広報官として働き,記者発表の際の「匿名か実名か」を巡る記者クラブとの確執や,刑事部と警務部との対立などに神経をすり減らしていた

平成14年12月,ロクヨンの捜査員激励と被害者家族・雨宮(永瀬正敏)の慰問を目的とした警察庁長官の視察が翌日に迫る中,管内で”ロクヨン”を模倣したかのような新たな誘拐事件が発生する 犯人は”ロクヨン”と同じように身代金2000万円をスーツケースに入れ,父親が一人で運転する車で運ぶよう要求する.しかも受け渡し場所は次々と変更され,車は”ロクヨン”と同じルートを辿ることになる 広報の三上は記者クラブとの報道協定を結ぶ必要に迫られるが,肝心の捜査情報は「誘拐事件につき非公開」とされ,ほとんど提供されない 記者たちは反発し独自に動きかねない不穏な状況に追い込まれる そんな中,あまりにも上から情報が与えられないことに業を煮やした三上は,ロクヨン捜査にも関わった刑事部時代の上司・松岡(三浦友和)の指揮する捜査車両を待ち伏せて単身乗り込み,新たな身代金受け渡しの状況を現在進行形で把握しようとする

映画の後半になって,なぜ”ロクヨン”を模倣したような誘拐事件が起こったのかが明らかになりますが,「半落ち」「クライマーズ・ハイ」を観たときも感じましたが,ストーリーのプロットがしっかりしています さらに,この作品に関して言えば,横山秀夫は さすがに1979年から12年間 上毛新聞の記者をやっていたことだけあって,記者クラブ 対 警察広報の闘い,つまり「情報はすべて公開すべし.被害者は実名を公表すべし.書く書かないは新聞社の判断に任せるべし」とする記者クラブ側と,「誘拐された少女の命が最優先なので,犯人を刺激せず 無事に保護するまでは実名は出せない.犯人に有利になる情報は公表できない」とする警察側との闘いが見事に描かれています

 

          

コメント (2)
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