人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

平山秀幸監督「しゃべれどもしゃべれども」「対岸の彼女」を観る~新文芸坐

2016年10月13日 08時09分17秒 | 日記

13日(木).わが家に来てから今日で745日目を迎え,プロ野球セリーグでBクラス常連チーム同士(広島カープ  DeNA)の決戦のニュースを見て独り言をつぶやいているモコタロです

 

          

          ご主人様は「今年のプロ野球は夏に終わった.どーでもいい」ってさ

 

  閑話休題  

 

昨日,夕食に「豚肉のスペアリブ」と「生野菜とワカメのサラダ」を作りました 「スペアリブ」は見た目がボリュームたっぷりですが,骨が付いているのでそれほどでもありません

 

          

 

  も一度,閑話休題  

 

現在,池袋の新文芸坐では「人間っておもしれぇなぁ~平山秀幸映画屋街道40年記念祭り」を開催中です

 

          

 

昨日,「しゃべれどもしゃべれども」と「対岸の彼女」の2本立てを観ました 「しゃべれどもしゃべれども」は,佐藤多佳子原作,平山秀幸監督による2007年公開の109分の作品です

 

          

 

古典落語一筋に生きようとする志は高いが うだつの上がらない二つ目の落語家・今昔亭三つ葉(国分太一)は,ひょんなことから話し方教室を開くことになる 彼のもとに集まったのは無口な美人・十河五月(香里奈),関西弁の勝気な少年・森永悠希(村林優),毒舌の元プロ野球選手・湯河原太一(松重豊)という変わり者の三人だった 三つ葉自身は今昔亭の一門会で「火炎太鼓」を演じることになり,関西少年と無口美人は発表会を開くことになる さて彼らの実力のほどはどんなものなのか・・・・

三つ葉の師匠を伊東四朗が演じていますが,さすがに話が上手いです さらに,TOKIOの国分太一は古典落語の「火炎太鼓」を演じますが,これがまたプロ並みの上手さです 驚くのは関西から東京に転向してきた小学生・悠希を演じた村林優君です.野球の勝負で負けた相手のいじめっこ小学生を笑わせるために「まんじゅうこわい」を演じるのですが,これがまた上手いのです

平山監督は落語好きだということですが,スクリーンを通してその思いが伝わってきます

2本目の「対岸の彼女」は角田光代の直木賞受賞作を原作とし,平山秀幸が監督した2006年公開の104分の作品です

 

          

 

35歳の主婦・小夜子(夏川結衣)は幼い時から人付き合いが苦手で,言いたいことも思うように口に出せない性格である そんな彼女が再就職のために訪問した小さな旅行会社で独身社長・葵(財前直見)に出会う.葵も同じ35歳だった 細かいことにこだわらない大雑把な性格の葵との交流を通して,小夜子は次第に心を開いていくが,葵には自殺未遂の過去があった まったく性格も環境も違う二人の女性同士の友情は上手く成り立っていくのか・・・

この作品はもともと角田光代の小説をWOWOWでドラマ化したものです 同じ30代半ばの二人の女性(独身の女社長と 子持ち主婦のアルバイト)の生き方の違いが鮮明に描かれています

面白いのは,「倍返し」でブレイクし「真田丸」で人気を定着させた堺雅人が,10年前のこの作品では 奧さんにあまり理解のない普通のサラリーマンを演じているところです

新文芸坐の平山秀幸監督特集は17日まで続きます

 

          

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする