27日(火)。わが家に来てから今日で2217日目を迎え、米国では23日、新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多を更新し、ペンス副大統領の周辺で5人の感染が判明した中で、メドウズ米大統領首席補佐官は25日、CNNとのインタビューで「新型コロナウイルスを制御することはしない」と語った というニュースを見て感想を述べるモコタロです
大統領が無能なトランプゆえに 首席補佐官も酒席補佐官の如く酩酊ぶりを発揮する
昨日、早稲田松竹でアンジェイ・ズラウスキー監督による1981年製作フランス・西ドイツ合作映画「ポゼッション」(124分・HDリマスター版)を観ました
西ドイツのベルリン郊外。単身赴任を終え妻子の待つ自宅に帰ったマルク(サム・二―ル)は、妻アンナ(イザベル・アジャー二)の態度がどこかよそよそしいことに気づく アンナの友人マージからある男の存在を聞いたマルクは妻を責めるが、彼女は浮気を認めるどころか夫を完全に拒絶するようになる ある日、息子ボブを学校へ送ったマルクは、そこでアンナと瓜二つの教師ヘレン(イザベル・アジャー二)と出会う やがてマルクは妻の浮気相手ハインリッヒと顔を合わせるが、彼もアンナの全てを知っているわけではなかった マルクは新たに浮上した”第3の男”について調べるべく、私立探偵にアンナの尾行を依頼する 探偵はアンナの住むアパートに管理人だと偽って入室するが、そこで得体のしれない異生物と遭遇したあと姿を消す やがてマルクも彼女のアパートに行き、アンナが異生物と交わるところを目撃する その後、アンナは「やっと完成したの」と言ってマルクそっくりの人物を紹介する
この映画はホラーであり、ミステリーであり、オカルトでもある不条理ドラマです 「POSSESSION」とは「所有」とか「所有物」とかいう意味ですが、この映画では「(何かに)取りつかれること」を意味しているようです 異生物に取りつかれたアンナは自分の意志では生きられず、身体の中の「善人」と「悪人」の闘いで「悪人」が勝ち、アンナを破滅に導いていきます
この映画は、アンナを演じたイザベル・アジャー二の迫真の演技がすべてと言っても過言ではないほど衝撃的です 地下鉄の通路を狂ったように大声で叫びながらのたうち回る姿は、悪魔が乗っ取り 所有物となったアンナそのもので、もはや人間ではないとさえ感じます 「演技を超えた演技」と言えるでしょう アンナと瓜二つのヘレンを演じるイザベル・アジャー二とは全く正反対の姿です しかも、そのヘレンだって本当の正体は何かは分からないところが怖いです