人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

角田鋼亮 ✕ 服部百音 ✕ 新日本フィルでチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」、シベリウス「交響曲第2番」他を聴く ~ 都民芸術フェスティバル

2023年03月01日 07時02分03秒 | 日記

3月1日(水)。今日から弥生3月です 月が変わったので気持ちを切り替えたいところです 最近、毎朝のように巣鴨から池袋まで歩いています 歩数にして約4700歩、時間にして約35分です。行きつけの喫茶店でコーヒーを飲みながら新聞2紙に目を通し、帰りがけに夕食のための買い物をして、バスで帰ってきます 歩いている途中、上池袋1丁目の神社の境内で、河津桜が満開になっていました 春は目の前です

 

     

 

ということで、わが家に来てから今日で2969日目を迎え、ウクライナ侵攻1年にあたる24日と25日、モスクワで喧嘩のために集まった350人以上の若者が連行されたが、この集団は日本の人気漫画「HUNTER ✕ HUNTER」に出てくる強盗集団の名称やマークを使い、各地で暴力事件を起こしている  というというニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     喧嘩するなら暴走政権を相手にやれば! 単なる喧嘩はハンターじゃなく半端ーだよ

 

         

 

昨日、夕食に「豚肉のスタミナ焼き鳥風」「生野菜とアボカドのサラダ」「エノキダケの味噌汁」を作りました 「豚肉~」は紫蘇を巻いてありますが、とても美味しいです

 

     

 

         

 

昨夜、東京芸術劇場コンサートホールで「2023都民芸術フェスティバル」参加公演「新日本フィル」のコンサートを聴きました プログラムは①チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」作品24より「ポロネーズ」、②同「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35」、③シベリウス「交響曲第2番 ニ長調 作品43」です 演奏は②のヴァイオリン独奏=服部百音、指揮=角田鋼亮です

角田鋼亮(つのだ  こうすけ)は東京藝術大学大学院指揮科とベルリン音楽大学国家演奏家資格過程修了。2008年カラヤン生誕100周年記念の第4回ドイツ全音楽大学指揮コンクール第2位入賞 現在、セントラル愛知交響楽団指揮者、仙台フィルハーモニー管弦楽団指揮者を務めている

 

     

 

自席は1階0列23番、センターブロック右から2つ目です。会場は1階席を中心にかなり入っています

オケは14型で、左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという いつもの新日フィルの並び    コンマスは崔文洙、その隣は葵カルテットの小川響子が客演しています    また、ホルンにはN響の今井氏らしき人がスタンバイしています

1曲目はチャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」作品24より「ポロネーズ」です この曲はピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893)が1877年から翌78年にかけて作曲、1879年にモスクワで初演されたオペラの「舞踏会」を導く音楽です

角田の指揮で演奏に入りますが、終始引き締まった演奏によって、いよいよこれから舞踏会が始まるという華やかな音楽が繰り広げられました

オケが10型に縮小し第2曲に備えます 2曲目はチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35」です この曲は1878年に作曲、1881年に初演されました 当初、レオポルド・アウアーに献呈するつもりでしたが、演奏不可能として拒否されたためブロツキーに献呈されました 第1楽章「アレグロ・モデラート」、第2楽章「カンツォネッタ:アンダンテ」、第3楽章「アレグロ・ヴィヴァーシッシモ」の3楽章から成ります

ソリストの服部百音(はっとり  もね)は1999年生まれ。2009年にリピンスキ・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールで史上最年少第1位をはじめ、様々な国際ヴァイオリンコンクールでグランプリを受賞 現在、桐朋学園大学音楽学部大学院に在籍しています チャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲」は彼女の十八番と言っても良いでしょう

ローズレッドの勝負衣装に身を包まれた服部百音が角田とともに登場、角田の指揮で第1楽章に入ります 服部は凛とした佇まいから、情熱的な演奏に移りますが、とくにカデンツァは「寄らば斬る」といった気迫に満ちた演奏で、切れ味鋭い「名刀正宗」のようです 第2楽章では一転、美しいビブラートにより抒情的な演奏が繰り広げられ、フルートやクラリネットとのやり取りが美しく響きました 第3楽章では、速いパッセージにおけるオーケストラとの掛け合いが見事で、壮麗なフィナーレを飾りました

満場の拍手に服部は、得意の超絶技巧曲をアンコールに演奏、再び大きな拍手を浴びました

 

     

 

プログラム後半はシベリウス「交響曲第2番 ニ長調 作品43」です この曲はヤン・シベリウス(1865-1957)が1902年に作曲、同年3月にヘルシンキで初演されました 第1楽章「アレグレット」、第2楽章「テンポ・アンダンテ、マ・ルバート」、第3楽章「ヴィヴァーシッシモ」、第4楽章「フィナーレ:アレグロ・モデラート」の4楽章から成ります

小川響子が崔氏の後ろに回り、代わりにアシスタント・コンマスの立上舞が入ります

角田の指揮で第1楽章に入ります オーボエ、フルート、クラリネット、ファゴットといった木管楽器群が素晴らしい演奏を展開します 弦楽セクションによる 寄せては返す波のような演奏が堪りません    第2楽章ではコントラバスからチェロに移るピッツィカートの刻みに乗せて演奏するファゴットが素晴らしい     また、中盤におけるティンパニと金管による白熱の演奏が印象的です     第3楽章ではオーボエのソロが冴えていました   切れ目なく続く第4楽章では、トロンボーン、チューバを中心とする金管楽器の輝ける演奏と、弦楽器の渾身の演奏、そして心地よく打ち込まれるティンパニによって雄大なフィナーレを飾りました

演奏を聴き終わって、つくづくシベリウスの第2番は名曲だな、とあらためて思いました

弦楽合奏によるチャイコフスキーを軽快かつ華やかに演奏、満場の拍手の中 コンサートを締めくくりました

 

     

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