3匹の子猫

2017年09月15日 10時45分53秒 | 創作欄
熱が出た。
38度になったら、急患として病院に来て下さいと化学療法室の看護師が言っていた。
今まで、熱が出たことがほとんどなかった。
37度くらいになったことが、2度か3度。
早朝散歩は習慣化しており、生活の一部でありリズムともなっているが、それが辛くなっていた。
あと15分で家に戻る近隣の道を歩きながら、「歩くことが楽しくないな」と元水は苦笑する。
コンクリートの門柱に3匹の子猫が座っていて、「ミーヤ、ミーヤ」と鳴いていた。
親猫が玄関の戸口に座り、見守っている。
子猫は突然門柱から飛び降りると元水の足元にやってきた。
近寄ると跳ねるように逃げる。
だが、1匹の白い子猫だけは警戒せず、足元にやってきてジャレつく。
そして子猫は元水の後に密着するよに、追ってくる。
白と黒の子猫も追ってくる。
3匹目の子猫は塀の脇から首だけ出して見送っている。
親猫が心配そうに、子猫の後を追ってくる。
猫好きの元水は、元気を取り戻した気分となる。
家人は気持ち悪いと猫を嫌うが、猫は可愛いものだ。
友人の安田さん(仮名)の猫のタマが柿の木に登って、子猫を見降ろしていた。

9月14日(木)のつぶやき

2017年09月15日 03時11分33秒 | 医科・歯科・介護