「励ましの物語」3

2024年11月06日 09時50分09秒 | 社会・文化・政治・経済

樽井洋子さん

私はさまざまな活動を通じて、SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」を自分らしく推進しています。

まず福祉についてです。私は20年以上、地元のボランティアの会に所属しています。

きっかけは両親の存在でした。

遠方に住んでいたため、老いた父母の元になかなか駆け付けられませんでしたが、地域のボランティアの皆さんが、親身になって寄り添ってくれ、二人とも長寿お全うすることができました。

その時の感謝を、今いる地域で恩返ししていこうと、高齢者のためのお弁当作りや公民館での「生き生きサロン」、生活習慣病予防の講演などに携わっています。

健康については、現在も体操教室の講師として各地を飛び回っています。

学生時代から体操に取り組んでおり、大学卒業後は中学校の保健体育の教諭として、結婚前まで勤めていました。

20年前、地元の協同組合からの体操教室の講師の依頼があり、参加者50人の前で、月4回の教室がスタートしました。

地域の皆さと触れ合う中で、さらに自分を向上させたいと思うようになりました。

64歳で「スポーツプログラマー」と「レクリエーション・インストラクター」の資格を取得。

66歳で「日本3B体操協会指導者」、68歳で「日本3B体操協会指導士」、71歳で「全国ラジオ体操1級指導士」を取得しました。

「若い人には負けられない!」との情熱を今も燃やしています。

これを機に、茅野市役所からの講師の依頼があり、五つの公民館で足腰強化や認知症予防のための体操教室を開催しています。

講演や体操教室などで私が常に伝えるのは、「健康寿命」の大切さです。

健康寿命とは、<健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間>のことです。

そのために重要なポイントの一つは、足腰を鍛えることです。

特に、日々のウオーキングは、とても良いトレーニングです。

私のスケジュール帳は常に真っ黒に予定が埋まっており、毎日、どこかへ行く目的地があります。

自らの足で歩き、地域を駆けることが、自身の健康にも大きなプラスになるのです。

約20年にもわたり、私がこうした活動に取り組めたのは「人のため」という利他の精神を忘れなかったからだと思います。

本年80歳を迎えまいたが、これからも体の続く限り、健康と福祉の促進に役立てるよう前進していきます。


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