米国ではミニスカートが娼婦の服装

2024年11月05日 20時22分17秒 | 社会・文化・政治・経済

トラブルに巻き込まれないために、海外で気を付けたい服装とは?

地元の取手一高校の女子生徒と、取手江戸川学園の女子生徒は、皆ロングスカートである。

だが、取手二高の女子生徒は露骨までにも、ミニスカートなのだ。

その意図、理由な何故なのか?

 

 
おしゃれに敏感な人が多い日本。
著者も一時帰国するたびに、日本女性のおしゃれ加減に驚くとともに、『海外生活が長くなって日本の流行にまったくついていけていない』状況に、少々引け目を感じることがあります。
日本のファッション文化は海外のセレブたちも魅了しており、日本でのショッピングを楽しみにしているという話もよく耳にします。
著者も、日本で購入した洋服やアクセサリーを、アメリカ人女性に「どこで買ったのか?」と尋ねられることがあるので、日本のファッションが日本人女性以外にも魅力があるのは確かなようです。
このように、日本のファッション文化は海外に概ね好意的に捉えられています。
しかし、海外で理解されにくい日本の服装がいくつかあるのをご存知でしょうか?

露出が高いのは、『誘ってる』証拠?

「着たいものを着て、何が悪い?」と思う方もいるでしょう。

でも、それは日本だけにしておきましょう。

日本は服装に関しては、世界中で最も自由が認められている国ではないでしょうか?

欧米諸国のみならず宗教的な理由で中東などでも、女性の露出が高過ぎる服装は、男性に誤解を与える原因になります。

アメリカで感じるのは、『健康美』や『健康的な露出』には問題がないということです。

南カリフォルニアではビーチも近いからか、夏場はホットパンツにタンクトップ(しかも、ブラの線が丸見え)にビーチサンダルを履いた、肌が小麦色に焼けた若い女性をよく見掛けます。

このような恰好は露出が高いといえば高いのですが、健康的な露出なのでセーフなのです。

この服装は海外では止めておきたい

欧米諸国では、上半身を健康的に露出するセクシーさは問題ないのですが、下半身の露出に関しては日本とは異なった考え方があります。

日本の学校が冬休みや春休みにもなると、ここロサンゼルスでも日本人女性観光客を多く目にします。

ときどき、その服装にギョッとすることがあります。

ミニスカートにニーハイブーツ(もしくは、ピンヒール)、しかも網タイツ着用というファッション。

これは完全にアウトです。

なぜなら、この組み合わせは典型的な娼婦の服装なのです。

 

サクセスストーリーの映画の代表格、『プリーティー・ウーマン』。

ジュリア・ロバーツ演じる娼婦が、劇中でどんな服装だったか思い出してみてください。

マイクロミニスカートにニーハイブーツでしたね?

日本ではおしゃれなコーデも、欧米諸国では娼婦のコーデになってしまうのです。

商売のお姉さんたちの服装事情を目の当たりに

以前、著者がサンフランシスコを訪ねたときの話。日が落ちて周りが暗くなると、どこからともなく露出度の高いお姉さんたちがダウンタウンに出没するのに気付きました。

そして、彼女たちは歩道の角に大抵一人か二人で立っているのです。

全員が全員、濃い化粧をしており、服装といえば、上半身はチューブトップなど胸をやたらと強調していて、下半身はお尻が見えてもおかしくないようなミニスカートにニーハイブーツかピンヒール。

そして、派手な色のタイツか網タイツでした。

この判を押したような服装は、客に分かりやすい目印のようなものだったのです。

もし、日本人女性がそれを知らずにばっちり化粧をし、ミニスカートとニーハイブーツで道を歩いていると、娼婦に間違われて、「いくら?」と訊かれても文句は言えません。

レギンスも厳しい?

また、ミニスカートと同様に、短めのチュニックにレギンスの組み合わせも注意した方が良いかも知れません。

部屋着にしている分には問題がないのですが、外出するときは話は別です。

著者の友人Nは、ニューヨークのホテルでチュニックとレギンス姿でくつろいでいました。

アメリカ人の友人に『ダウンタウンに遊びに行く前に、レギンスをジーンズに替えた方がいい』と注意されたそう。

レギンスは下半身の線がよく見えるので、『露出度が高い=商売の女性』と誤解されることがあるそうです。

宗教的な意味のあるアクセサリー

クロスのような宗教的な意味があるアクセサリーは、信心深い信者には不愉快に映ることがあります。

熱心なカトリックの教信者の中には、信者でない人が軽々しく神を口にすることは好ましくないと捉える人がいることを考えると、宗教的シンボルをモチーフにしたものは信者でない限り控えるのが良いでしょう(したがって、同じ理由で英語も公の場では、「Oh my God !」ではなく、代わりに「On my Gosh!」や「Oh my goodness! 」を使う方が無難です)。

番外編その1:公の場での化粧

最近、日本では電車内で化粧をする人が出現し、大きな論議を呼んでいますが、公の場での化粧は欧米諸国ではNGです。

レストランで食事後、口紅ぐらいなら…と、テーブルでお化粧直しをするのも周りの目にはよく映りません。なぜなら、公の場での化粧は、娼婦が『準備万全!いつでもどうぞ!』と、客にアピールをする行為だからです。

短絡的に、『公の場での化粧=娼婦』という方程式にならなくても、品がなく軽い女性に思われても仕方ありません。淑女であれば、面倒でもお手洗いに行って化粧直しを…ということなのでしょう。

番外編その2:マスク着用

日本では、町中でも社内でもマスクを着用している人を見掛けるのは日常茶飯事です。

しかし、日本以外の国では、マスク着用は奇異の目で見られてしまいます。

著者の知人のMさんの話です。花粉症がひどかったMさんは、マスクをして庭で水遣りをしていました。

隣人が遠巻きに怪訝な顔でMさんを見ているのに気付き、挨拶しました。

すると隣人は、「マスクなんかして、何か深刻な健康問題でもあるの?」と真剣に尋ねて来そうです。

どうやら隣人は、Mさんが重篤な伝染病か何かに罹患しているのかと疑っていたのでした。

また、著者の日本人の元同僚Kが、風邪で咳が出るためマスク着用で出社した日のこと。

アメリカ人の同僚たちの目に、Kはかなり特異に映ったようです。本人に近寄ることを躊躇した同僚たちは、同じ日本人という理由だけで、代わりに著者に「Kはなぜマスクを付けているのか?」と訊いて来ました。

アメリカ人にとって、マスクは相手の表情が分からないのも手伝って、恐怖心など負の感情を煽るようです。

最後に

海外に旅行中の服装に関しては、『郷に入れば郷に従え』を実践するのが賢明です。

折角の旅行ということで気合を入れたおしゃれがしたくなる気持ちは分からないでもありません。

しかし、思わぬトラブルに巻き込まれないためにも、旅行中はラフで気張り過ぎないジーンズなどの服装を心掛けましょう。

おしゃれは日本に帰ってからいくらでも出来ます。

『自由の国アメリカ』なんて言いますが、ファッションに関しては日本は本当の意味で、自由で平和な国なのかも知れませんね。


18歳選挙権に関する意識調査の概要

2024年11月05日 19時53分16秒 | その気になる言葉

投票に行った人の状況
①投票をするのは国民の義務だから 39.3%
②政治をよくするためには投票することが大事だから 33.9%
③選挙権年齢引下げ後に初めて行われた国政選挙だから 33.5%
<上位3項目>
○調査対象
全国の満18歳~20歳の男女個人3,000人
○調査方法
インターネット調査法
○調査期間
平成28年10月20日~10月31日
1
①現在住んでいる市区町村で当日投票 69.6%
②現在住んでいる市区町村で期日前投票 16.4%
③実家など以前の市区町村に戻り当日投票 4.1%
④実家など以前の市区町村に戻り期日前投票 3.8%
⑤不在者投票 3.6%
<上位5項目>
※複数回答
52.5 % 47.5 %
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0
投票に行った
投票に行かなかった
•投票に行った人は1,574人(全体の52.5%)
■投票の方法は、「現在住んでいる市区町村で当日投票」した人が約70%。
■投票の動機は、選挙権年齢の引下げが投票のきっかけとなった人が33.5%。
【年齢別】
・「投票をするのは国民の義務だから」と回答したのは、20歳が最も多い。
20歳(41.9%)>19歳(38.8%)>18歳(37.0%)
・「選挙権年齢引下げ後に初めて行われた国政選挙だったから」と回答したのは、18歳が
最も多い。
18歳(44.6%)>19歳(38.6%)>20歳(17.9%)
・「親や先生から投票に行くように言われたから」と回答したのは、18歳が最も多い。
18歳(26.3%)>19歳(22.8%)>20歳(19.4%)
1,574人
2
①投票は簡単だった 38.6%
②自分で考えて一票を投じることができたので良かった 32.5%
③有権者としての責任を感じた 30.0%
<上位3項目> ※複数回答
投票に行かなかった人の状況
•投票に行かなかった人は1,426人(全体の47.5%)
■投票した後の感想は、「投票は簡単だった」が最も多い。
■投票に行った人で、今後も投票に行こう思う(※)と回答した人は93.7%。
※「行こうと思う」には、「今後は毎回行こうと思う」、「できるだけ行こうと思う」、「関心が持て
る選挙だけ行こうと思う」を含む。
①毎回行こうと思う 47.8%
②できるだけ行こうと思う 40.9%
③関心が持てる選挙だけ行こうと思う 5.0%
④積極的に行こうとは思わない 3.3%
52.5 % 47.5 %
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0
投票に行った
投票に行かなかった
■投票に行かなかった理由として、「今住んでいる市区町村で投票することができな
かったから」が最も多く、年齢別では18歳よりも19歳の割合が高い。
①今住んでいる市区町村で投票することができなかったから 21.7%
②選挙にあまり関心がなかったから 19.4%
③投票に行くのが面倒だったから 16.1%
<上位3項目> ※複数回答
【年齢別】
18歳(15.6%)より19歳(27.5%)が10ポイント以上高い。
【地域別】
「関東」(19.6%)や「中部」(19.4%)より、「中国・四国」(25.9%)や「九州・沖縄」
(26.8%)が5ポイント以上高い。
<①の主な回答割合>
1,426人
3
15.8 35.4 15.1 22.9 10.8
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
全体(N=1426)
66.3%
全体
(1426人)
※行こうと思うには、「今後は毎回行こうと思う」、「できるだけ行こうと思う」、「関心が持てる
選挙だけ行こうと思う」を含む。以下同じ。
23.8
11.7
11.1
36.1
37.2
33.0
12.7
17.4
15.5
17.2
23.0
28.9
10.3
10.6
11.5
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
18歳(N=513)
19歳(N=443)
20歳(N=470)
今後は毎回行こうと思う できるだけ行こうと思う 関心が持てる選挙だけ行こうと思う 積極的に行こうとは思わない わからない
18歳
(513人)
19歳
(443人)
20歳
(470人)
2倍超の差
■投票に行かなかった人の今後の投票意向は、今後は投票に行こうと思う(※)と回答
した人は66.3%。
■行こうと思うと回答した人のうち、年齢別では18歳が72.6%と最も多い。「今後は
毎回行こうと思う」は18歳(23.8%)が他の年代の2倍超となっている。
高校で選挙・政治に関する授業を受けた人の投票
55.7
48.5
44.3
51.5
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
たことはない(N=1748)
授受けたことがない 業を受けた(N=1172)
(1172人)
受けたことがある
(1748人)
約7ポイント
高い
•何らかの授業を「受けたことがある」人の方が、投票した割合が約7ポイント高い
•副教材を使用した授業を受けた人は17.2%
4
•子どもの頃に親が行く投票について行ったことが「ある」人の方が、投票した割
合が20ポイント以上高い
子どもの頃に親が行く投票について行った人の投票
63.0
41.8
37.0
58.2
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
ある(N=1504)
ない(N=1274)
ある
(1504人)
ない
(1274人)
20ポイント
以上高い
【高校時に受けた選挙・政治に関する授業の内容】
【年齢別】
・「「私たちが拓く日本の未来」を使用した授業」と回答したのは、18歳が最も多い。
18歳(30.9%)>19歳(16.8%)>20歳(4.0%)
・「選挙の仕組みや投票方法を学ぶ授業」と回答したのは、18歳が最も多い。
18歳(28.8%)>19歳(26.6%)>20歳(22.2%)
・「どれも受けたことはない」と回答したのは、20歳が最も多い。
20歳(50.0%)>19歳(38.3%)>18歳(28.9%)
※「高校」には高等専門学校などを含む。
①選挙の仕組みや投票方法を学ぶ授業 25.9%
②「私たちが拓く日本の未来」(副教材)を使用した授業 17.2%
③選挙や政治に関する新聞記事を使った授業 9.2%
<上位3項目>
(どれも受けたことはない 39.1%)
※複数回答
•親と「一緒に住んでいる」人の方が、投票した割合が約30ポイント高い
親と一緒に住んでいる人・住んでいない人の投票
61.5
32.6
38.5
67.4
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
一緒に住んでいる(N=2063)
一緒に住んでいない(N=937)
一緒に住んでいる
(2063人)
一緒に住んでいない
(937人)
約30ポイン
ト高い
5
32.7
26.3
29.6
38.9
56.4
59.8
59.7
51.4
11.0
13.9
10.7
9.7
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
全体(N=937)
18歳(N=209)
19歳(N=345)
20歳(N=383)
移している 移していない わからない
18歳
(209人)
19歳
(345人)
20歳
(383人)
全体
(937人)
68.8
79.1
65.5
61.7
31.2
20.9
34.5
38.3
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
全体(N=3000)
18歳(N=1000)
19歳(N=1000)
20歳(N=1000)
一緒に住んでいる 一緒に住んでいない
18歳
(1000人)
19歳
(1000人)
20歳
(1000人)
全体
(3000人)
■親と「一緒に住んでいる」割合は68.8%であり、18歳が79.1%で最も多く、年齢
が上がるにつれて減少する。
■親と「一緒に住んでいない」人のうち、住民票を「移している」のは32.7%であり、
年齢が上がるにつれて増加する。
■住民票を「移していない」理由は、「いずれ実家に戻るつもりだから」が最も多い。
①いずれ実家に戻るつもりだから 29.0%
②成人式に参加できなくなるなど不都合が生じると思ったから 17.6%
③親が移さなくていいと言っているから 15.2%
④移す際の手続が面倒だから 14.0%
⑤移すメリットが思い浮かばないから 13.4%
<上位5項目> ※単一回答
•親と「一緒に住んでいない」人のうち、住民票を現住所に「移している」人の方
が、投票した割合が約10ポイント高い
39.5
29.9
60.5
70.1
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
移している(N=306)
移していない(N=528)
移している
(306人)
移していない
(528人)
約10ポイ
ント高い
6
18歳 38.8%
19歳 39.5%
20歳 37.6%
(全体=3000人)
<年齢別>
■引っ越し先の市区町村へ住民票を移す必要があることについては、全体の
66.1%が「知っていた」と回答。年齢別では、あまり差がなかった。
■現在住んでいる市区町村で投票するためには、住民票異動後3か月以上が必要
なことについて、全体の38.6%が「知っていた」と回答。年齢別ではあまり差がな
かった。
18歳 65.4%
19歳 68.0%
20歳 64.8%
(全体=3000人)
<年齢別>
• 「インターネットのニュースサイト」よりも、「テレビのニュースや報道番組」と回答
した割合が高く、「政党や候補者のポスター」と回答した割合は約37%となった
①テレビのニュースや報道番組 50.2%
②政党や候補者のポスター 36.6%
③インターネットのニュースサイト 28.9%
④街頭演説 23.8%
⑤女優広瀬すずさんを起用した総務省の選挙啓発ポスター、HPなど 21.3%
(全体=3000人)
<上位5項目> ※複数回答
選挙に関する情報の収集
• 「学校で模擬選挙を体験する」が最も多い
<上位5項目> ※複数回答
①学校で模擬選挙を体験する 23.1%
②学校で選挙や政治に関するディベートや話し合いを行う 16.8%
③議員や政党の関係者に来てもらって政治の話を聞く 13.3%
④学校や地域の課題等に関するディベートや話し合いを行う 11.9%
⑤学校で選挙や政治に関する新聞記事を使った授業を受ける 11.7%
高校生が選挙や政治に関心を持つためにすべきこと


何故選挙に棄権なのか

2024年11月05日 19時44分56秒 | 社会・文化・政治・経済

なぜ若者たちは投票に行かないの?投票率を上げるには?~座談会で旭川大学の学生に聞いてみました~

  • 2022年6月30日 NHK

『選挙』や『政治』について旭川大学に通う学生の皆さんとNHK旭川放送局の新人記者が考えてみました。 今回協力していただいたのは旭川大学経済学部で政治や選挙制度を学ぶ黒川伸一教授のゼミに所属する14人の学生たちです。参議院選挙の公示前日6月21日に集まってもらいました。

低い投票率 親世代の影響も?

最初に話題に上がったテーマは「投票率」についてです。前回の参議院選挙での20代の投票率は30.96%。この春まで大学生だった私も投票所に足を運ぶのは正直ちょっと面倒でした。なぜ若い世代の投票率は低いのか。学生たちが考える理由は…。

投票に対しての意識の低さが若者の投票率の低さにつながっていると思う。投票に行かなかったことで起こること、選挙の大切さを理解していないのでは。

そもそも高齢者と若者の母数が違うので、結局高齢者の投票が勝つのではないかと思ってしまう。若者は自分の一票ぐらい入れても入れなくても結果が変わらないと思ってしまうのでは。

なるほどと思ったのは、親世代の行動から影響を受けているという指摘です。

親が投票に行かないと、どうしても子どもが行くということにはなりづらい。投票率の低さは若者の問題ではあるけれど、親や家族の意識の問題という側面もあるのではないかと思っている。

親をはじめまわりの大人たちの関心の低さも理由のひとつかもしれません。

また、若い世代が現状にある程度満足しているからではという意見もありました。

昔の人は民意が政治にあまり反映されていないと思っていたから、『自分たちの意見を通したい』という理由で投票に行く人が多くいた。いまの人は最初から自分の意見が社会に反映されていて暮らしやすいと感じている人が多いので、投票に行く動機が薄いと思う。

若者を含めいまの日本人は平和で不自由なく暮らせるというのが大きい。

投票しようにも判断が難しい

話を進めていって気になったのが、投票しようとしても“何をもって投票すべきか”その判断が難しいという声です。

政策が難しくて分かりにくい。政党ごとに何が違うか分からないとかよくある。

初めて投票に行く前に、ネットで候補者の公約を調べてみたけれど、似ているものもあってすごく迷った。

候補者が何を考えているのか、どういうことを思っているのか目に付く機会が少ない。調べたら出てくるけど、見ようとする人には見えて、そうではない人にはまったく見えない状態。

確かに候補者や政党を評価して投票の判断材料にするのは難しいことです。判断するための情報を得るためにSNSを活用している学生もいました。

若者は新聞よりもSNS。

私がよく使うのはTikTok。インスタグラムでは選挙の話題が流れてくることが少ないけど、TikTokだと流しているうちに見えるので。コメントも見てどういう考えしているのかなとチェックしている。SNSを活用するのが分かりやすいかなと思う。

政治についての配信とかニュースもやっている。自分で見ようと思わなくても流れてくるので目に付く。

一方で否定的な意見もありました。

SNSは自分の見ているものに合わせてシステムが選んでくるので偏った思考になってしまうのでは。

僕はどっちかというと反対。情報リテラシーのない人がSNSを使ってはいけないと思う。新聞やテレビも含め投票の判断材料自体はいくらでもある。政党のホームページだってある。問題はその情報を取りに行かない若者。有権者としての意識があるかどうかにかかっている。

投票率どうすれば向上する?

それでは、どうしたら若い世代の投票率は上がるのでしょうか。

選挙に興味があっても行くのが面倒くさいという若者は結構多いと思うので、もう少し投票所を増やしたら気軽に行けるのでは。何かのついでに行こうと。無理だとは思うけど、コンビニなら行きやすい。

家でネットをやりながら『この人に投票したいな、じゃあ投票しよう』と。それぐらい簡略化したら若者の投票数が増えると思います。

“ネット選挙を実現すべき!”というデジタルネイティブのZ世代ならではの意見です。

さらに、投票所に足を運ばせる仕掛けを作ってみてはというアイデアも。

投票した後にQRコードから有名なタレントやモデル、俳優の特別な動画が見られるとか。ちょっとしたメリットがあれば行く人も増えるのかなと。

そして、最も多かった意見が“選挙についての学校教育の充実”でした。

高校時代は何のために選挙に行くのだろうと疑問に思っていた。授業で選挙制度について学んだ際に先生に聞いてみたら『とりあえず行ったほうがいいよ』と言われて。あ、そんなものなのかと。

高校で『この政党がこんなことをしています』などと、しっかり教えてくれると選挙への興味が出てくると思う。

学校で実際の政党や政策を題材に取り上げるのは、教育の中立性の観点から難しいと思いますが、投票率向上につながるヒントがここにあると感じました。

今こそ若い世代が声を上げるとき

私が今回の座談会で最も印象に残ったことば。それは「若者の投票率を上げるには今がチャンスだ」という前向きで力強い主張でした。

若者の投票率を上げるには今がチャンスだと思っている。若い世代は楽しいとか不自由なく生活できると感じていれば、わざわざ選挙に出向かない。けれど、新型コロナで修学旅行やスポーツの大会がなくなるなど、若者と社会のつながりがコロナ禍でちょっと広がった。政治にこういう対策をしてほしいと声を上げやすいのではないか。

彼らの青春の一部を奪ったコロナ禍。それに加え今まさに直面している物価高騰も若者の政治参加の原動力になると考えています。

僕はコンビニでバイトしていて、値札を値上げで変更する機会が多い。から揚げとか値段が上がっていて、お手ごろ価格からちょっと手を出しにくい価格になったなという自覚はあるので、ぜひそういうところも含めて候補者に政策を聞いてみたい。

政策と聞くと自分たちからは遠く感じるけれど、『すげー!ガソリン1回の給油で100円以上高くなった!』みたいな実感が、選挙や投票への第一歩になりえると思う。

旭川大学の学生だけで期日前投票所を運営します!


黒川ゼミの学生たちは7月5日の一日限定で大学内に設置される期日前投票所を運営します。大学では去年9月の旭川市長選挙と10月の衆議院選挙でも期日前投票所が設置されましたが、投票した学生は合わせて26人。投票数の少なさにゼミ生たちは危機感を持っています。そこで今回、期日前投票所の設置前に、選挙の仕組みや若い世代が望む政策などを学生たちで話し合う座談会を開く予定です。彼らの意気込みが学生の投票数増加につながるのでしょうか。その模様は後日公開の【学生が期日前投票所を運営してみた!】でお伝えします。

この記事を書いたのは…
旭川放送局記者 山中智里 

2022年入局 岩見沢市出身 旭川局で主に警察取材を担当
一見クールに見える学生の熱い思いにびっくり! 
その思いを多くの人に伝えていきたい

 


利根競太郎の競輪人間学  軸が確かなら

2024年11月05日 19時21分41秒 | 未来予測研究会の掲示板

FⅠ 弥彦王冠記念・報知新聞賞

初日(11月5日)

10レース

並び予想 1-7 2-5-6 4-3




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 5 阿部 拓真   11.1 S 内突中伸び
  2 4 蒔田 英彦 2車身 11.5   中団併せて
3 1 滝本 幸正 3/4車輪 12.0   B 押さえ先行
× 4 7 小林 令 3/4車輪 11.9     牽制及ばず
5 2 伊東 翔貴 1車輪 11.4     構え過ぎて
6 3 近藤 俊明 1車身1/2 11.7     前遅仕掛け
7 6 相澤 政宏 1/8車輪 11.2     踏出口空き
 
2

未発売
2

4=5
2,690円(8)
3

1=4=5
5,990円(15)


1=4
1,820円(17)
1=5
290円(3)
4=5
640円(8)
未発売
5-4
3,750円(11)
5-4-1
30,810円(71)

 

 


教育は幸福になるためであり、情緒が重視される

2024年11月05日 12時36分43秒 | その気になる言葉

▼日本には「誰かを頼ることは恥じ」とする自己責任論が根深い。

<人は誰しも、自分が起こしたことの責任は、自分一人だけで果たせる>との近代的な人間観がある。

だが、他者を頼らなければ果たすことができない責任が、間違いなくある。

ゆえに誰かを頼ることは恥じではない。

むしろ「責任を果たすために、他者の手を借りるべき」だ。

「生きることは頼る」ことだ。

▼負けずに前進するために、まさに互いに頼り合い、励まし合える同志の連帯がなくてはならない。

だだし、それは決してもたれ合いではない。

あくまでも、信頼で固く結ばれた同士の連帯である。

▼大切なことは、今、生きている私たちが、希望をもち、幸福になっていくことだ。

その姿が、故人の生命に喜びの波動を与えていく。

それが、生死不二の生命哲学なのだ。

▼教育目的は、<幸福>になるためであり、情緒が重視される。

<何のために学ぶのか>

<何のために生きるのか>を伝えながら、子どもたちが未来に向かって<自分らしく>輝くいけるように、教師は全力を尽くすのである。


一見非力に見える民衆の力が歴史を変える

2024年11月05日 12時21分46秒 | その気になる言葉

▼民衆の中から生まれた組織、民衆の自発の意思で平和を希求する。

人間そのものに<生命哲学>の背光をあて、心と心の深みに、連帯のバネを与える。

人間の側から、平和実現に絶え間ない挑戦をしてゆく。

<核兵器がなく、悲惨も残酷さもない社会>を地球上に築く。

諦めや絶望からは何も生まれない。

▼今、ウクライナをめぐる危機や中東情勢の悪化が続き、核兵器に対する国際社会の懸念が冷戦終結後に最も高まっている。

核兵器は二度と使われてはならない。

一見非力に見える民衆の力が歴史を変える時なのだ。

 

 


映画『イット・フォローズ』

2024年11月05日 11時55分50秒 | 社会・文化・政治・経済

11月5日午前1時30分からCSテレビのムービープラスで観た。

イット・フォローズ』(原題: It Follows)は、2014年アメリカ合衆国ホラー映画である。監督と脚本をデヴィッド・ロバート・ミッチェルが手がけており、主演をマイカ・モンローが務めている。

ホラー映画『イット・フォローズ』感想。セックスで「それ」は ...
 
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あらすじ

ジェイ(マイカ・モンロー)は、恋人のヒュー(ジェイク・ウィアリー英語版)とデートを重ねた末、彼と肉体関係をもつ。その直後、ヒューはジェイにクロロホルムを嗅がせる。目覚めたジェイは、車椅子に縛りつけられている。彼女は、性交によってヒューから呪いを移されたと知る。

その呪いに憑かれた者は、人間の姿形をした「それ」に追いかけられる。「それ」は、ゆっくりと歩き、呪いに憑かれていない者の目には見ることができない。「それ」は、呪いに憑かれた者をつかまえて殺すと、その前に呪いに憑かれていた者を追いかけるという。「それ」がジェイを追いかけ始めると、ヒューはジェイを車で家に送り届けて、行方をくらます。

翌日、学校で「それ」に追いかけられて恐怖を感じたジェイは、妹のケリー(リリー・セーペ)、友人のポール(キーア・ギルクリスト英語版)とヤラ(オリヴィア・ルッカルディ英語版)と共に一夜を過ごす。その夜、「それ」に追いかけられたジェイは家を飛び出し、近くの運動場へ逃げる。

隣人のグレッグ(ダニエル・ゾヴァット)の協力を得て、ジェイたちはヒューの本名がジェフであることを突き止めて、彼に会いに行く。ジェフは、かつて一夜限りの関係で他の女性から呪いを移されたことや、ジェイも性交によって他の人物に呪いを移せることを、ジェイたちに説明する。

仲間たちとグレッグの家に滞在していたところ、「それ」に襲われたジェイは車で逃走を図るが、交通事故を起こして意識を失う。病院で目覚めたジェイは、グレッグと肉体関係をもち、彼に呪いを移す。数日後、グレッグは「それ」に殺される。

ジェイたちは、「それ」をプールにおびき寄せて感電死させようと計画して、室内プール場へ向かう。ジェイはプールに入るが、ジェイたちの計画に気づいた「それ」は、ジェイに向かって電気機器を投げつける。ポールの放った銃弾が「それ」に命中し、「それ」はプールに落ちる。ジェイは水中で「それ」に足をつかまれる。しかし、さらにポールが銃を撃ち、ジェイは無事にプールから上がる。水面には、ゆっくりと血が広がってゆく。

家に帰り着いたジェイとポールは肉体関係をもつ。後日、2人が手をつないで歩いていると、彼らの後ろを歩いてくる人影が見えるのであった。

キャスト

※括弧内は日本語吹替

上映

2014年5月17日、第67回カンヌ国際映画祭の「批評家週間」部門にて上映された。アメリカ合衆国では、2015年3月13日に一般公開された[6]

続編

[編集]

2023年10月、米配給会社ネオンが本作の続編となる『They Follow』の製作を発表した[7][8]。前作に引き続きデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督を務め、主人公のジェイを演じたマイカ・モンローも続投する。2024年に主要撮影が始まる予定となっている。

評価

Metacriticでは、37件の批評家レヴューで平均値は83点だった[9]Rotten Tomatoesでは、215件の批評家レヴューで平均値は8.1点、支持率は97%だった[10]

The Guardian』のピーター・ブラッドショウは、「恐怖を描いた現代の傑作であり、ジョン・カーペンターブライアン・デ・パルマの初期の作品に匹敵する」と述べて、本作に5点満点の5点を与えた[11]。『The Hollywood Reporter』のデヴィッド・ルーニーは、「普通の若者に見える俳優たちの演技が、全編を通して、自然で魅力的である」と評価した[12]

Entertainment Weekly』にて「2015年の映画ベスト10」の第10位に選ばれた[13]。『Rolling Stone』では「2015年のホラー映画ベスト10」の第1位に選ばれた[14]


創作 夢の世界

2024年11月05日 11時05分58秒 | 創作欄

徹は、ツアーで行ったフランスのパリの街中で迷子となり途方に暮れた。

フランス語が話せない。

片言の英語が頼りである。

だが、英語に反発している様子のフランス人の多くが、知らぬ顔をする。

2年前に、新宿の歌舞伎町で出会って親しくなり、パリに招いてくれたアンドレイのアパートを記憶をたどって探すが分からない。

その間に、何処から現れたのか咄嗟にことだった。

ロマ人と思わる少女二人にショルダーバッグを奪い取られる。

唖然として徹は立ち尽くす。

そこへ、日本人の女性が現れ、闘争する少女に追いつきバッグを素早く奪い返したのである。

その人は、画家としてパリに在住する人であった。

名前は名乗ることはなかった。

そして、その人は地下鉄に乗り、徹が泊まっているホテルまで親切にも送ってくれたのだ。

今朝の夢は、ロシアで友人二人の姿を見失う。

駅の通路は満員電車の中のように混雑していた。

徹は迂闊にも、右手のホーム下から電車に乗る女性に気を取られている間に、友人二人の姿を見失う。

通路は末直ぐの急な階段と左手に曲がる通路に分かれていた。

「二人はどちらへ行ったのか?」探しが二人の姿はなかった。

仕方なく入り口にある大きなベンチに座って途方にくれる。

そのベンチには10人ほど座っていて、隣に座る若者二人が笑顔で「日本人だね」と声をかけていた。

「そうです」と徹は相手二人の顔を見ると<日系の若者>だった。

ロシアにも日系の人は住むのかと想ってみた。

その若者もやがて立ち去って行くのだ。

ロシア人には片言の英語も通じなかった。

「どうしよう」と焦るばかりだった・・・そこで目が覚めた。

 

 

 


より高きものに祝福あれーゲーテ

2024年11月05日 10時48分42秒 | その気になる言葉

▼全日本かるた協会会長の松川英夫さんは通算9期の日本一に輝き、永世名人の称号を持つ。

21歳から46歳の間で、名人に臨むこと15回。

だが、名人の座を2度失い、挑戦者として勝てない時もあった。

それでも諦めず、名人に返り咲いた。

「苦しみながらも不屈の挑戦を続ける人にこそ、勝利の栄光が輝く。失冠しても、悔しい気持ちを引きずることなく、新たな戦いを開始する。

その歩みが競技かるたの世界で、偉大な記録を築いた。

▼人生は、いろいろな体験をしたほうがいい。

全力で戦った一切の経験が、勝利の<因>となる

過去は変わらない。

だが、今をどう生きるかで、過去の<意味>を変え、未来に価値を創造する力に転じることができる。

「常勝」とは「不敗」の異名である。

▼社会のために活躍する若者の育成こそが期待される。

▼より高きものに祝福あれーゲーテ


対話で解決の道を見いだことだ

2024年11月05日 10時16分38秒 | その気になる言葉

▼<幸福と勝利>築く方途は何通りもある。

▼要は人間を育成することだ。

一人を大切にすれば、人材は育つもんだ。

▼生命と生命の絆は、時間を超え、空間を超えるはずだ。人生の師が示した共戦の心で前進をしていくことだ。

▼世界のリーダーに育つためには―開かれた心で身近な友人を大切にし、世界中に友情を広げることだ。

▼自分に負けてはならない。

魂だけは負けてはダメだ。

▼生命そのものの変革、すなわち「人間革命」こそが平和で持続可能な社会を築く鍵である。

▼人類共通の課題に対して、対話で解決の道を見いだことだ。


映画『ザ・ヤクザ』

2024年11月05日 01時33分14秒 | 社会・文化・政治・経済

11月4日午後11時30分からCSテレビのムービープラスで観た。

ザ・ヤクザ』(The Yakuza)は、1974年アメリカ合衆国犯罪アクション映画

ロバート・ミッチャム&高倉健共演の任侠ハリウッド映画 『ザ・ヤクザ』

監督はシドニー・ポラック、出演はロバート・ミッチャム高倉健など。

製作・配給はワーナー・ブラザース。旧友の娘を救出するために日本にやって来たアメリカ人の元刑事が義理堅い寡黙な日本人の男と協力してヤクザ組織と対決するハリウッド仁侠映画である2005年に『イントゥ・ザ・サン』としてリメイクされた。

ストーリー

ロサンゼルスで私立探偵をしているハリー・キルマーは旧友のジョージ・タナーから、日本の暴力団・東野組に誘拐された娘を救出してほしいと依頼される。

タナーは海運会社を営んでいるがマフィアでもあり、武器密輸の契約トラブルで東野組と揉めていたのだった。

東野が殺し屋・加藤次郎をロスに送り、娘のドレスの切れ端をタナーに渡して4日以内にタナー自身が日本に来なければ娘の命はないと通達。タナーは、かつて進駐軍憲兵として日本に勤務していた旧友のハリーに相談した。ハリーは日本語が堪能な上、田中健という暴力団の幹部と面識があった。

田中健は、ハリーには大きな義理があるので東野との交渉もうまく行くだろうというのがタナーの目算だった。こうして仕方なくハリーは二十年ぶりに東京へ向かう。ハリーにはボディガードで監視役のダスティが同行していた。

ハリーとタナーの共通の友人のオリヴァー・ウィートの邸に滞在することになる。

オリヴァーは日本文化に惹かれ、大学で米国史を教えていた。

ハリーはバー「キルマーハウス」を訪れる。

戦後の混乱のさなかに田中英子と知り合い、子連れの英子が娼婦にならずにすんだのもハリーの愛情のおかげだった。別れた理由は米軍は日本軍だった兄の敵だったからとされていた。

実は英子の夫・健が奇跡的に復員。

健は妻と娘が受けた恩義を尊び、二人から遠去かる。

ハリーには健と英子の関係を兄妹と話した。

軍の命令で日本を去らなければならなくなったハリーはタナーからまとまった金を用意してもらい、バーを英子に与えたのだった。

娘・花子も今は美しく成長して、心からハリーを歓迎した。

ハリーは健に会いに京都に向かう。

健はヤクザの世界から足を洗い、剣道を教えていたが、義理を返すために頼みを引き受ける。

タナーの娘が監禁されている鎌倉の古寺に忍び入り、娘を救出。

今度は健の命が東野組に狙われる。健の兄で実力者の五郎でさえも健を救うことはできない。

ハリーはタナーが東野と手を握り、自分たちを裏切ったことを知る。

東野組がウィート邸に殴り込みをかけ、目の前で花子とダスティが殺される。

五郎も今は東野の部下である息子の四郎を見逃すことを条件に全面的な協力を約束。

タナーを射殺したハリーは健とともに、賭場を開いている東野邸に殴り込む。

健の振りかざした日本刀で東野を殺したが、誤って四郎の命を奪っていた。

「出入り」の際だから仕方がなかったと五郎が止めるのも聞かず、健は指詰めをする。

五郎から健が英子の実の夫であり、花子の実の父親であることを知らされた今、ハリーは健が自分のために払ってくれた義理に報いるためにアメリカに帰る日に健を訪ねる。

既に指詰めを決意していた。

健は「これ以上の友情はない」と語る。

キャスト

役名 俳優  
 
ハリー・キルマ― ロバート・ミッチャム  
田中健 高倉健
英子 岸恵子  
タナー ブライアン・キース

 

 

 

五郎 ジェームズ・シゲタ  
東野 岡田英次 

 

 

 

オリバー ハーブ・エデルマン  
ダスティ リチャード・ジョーダン  
加藤 待田京介  
花子 クリスティーナ・コクボ  
村田 汐路章  

製作

岡田茂東映社長は、年に1、2本ロードショー出来る大作映画を作りたいと考えており、合作の申し入れがあったことから、製作を決めた[4]。双方でお金を出し合うという選択もあったが、製作費を出すと中々ペイ出来ないだろうとリスキーな選択を避け、スタジオ・スタッフを提供する下請けを選んだ

1973年10月27日、アメリカハリウッドで、俊藤浩滋プロデューサー高岩淡東映京都撮影所所長ら、東映側から5人が出席して正式調印が行われたが[4]、ワーナーサイドに要求していた日本配給は世界配給と切り離して東映が配給を行うという要望は聞き入れられず、日本を含めて全てワーナーの配給になった。東映は安全コースを取る形となったが、東映も世界マーケットに通用する映画を作れるというデモンストレーションや高倉健の知名度を上げるという意味では大きなメリットがあると判断した

撮影

役作りのため高倉健は日本屈指の剣道家である警視庁の中島五郎蔵を訪ねた。

製作・監督のシドニー・ポラックは、京都がとても気に入り、京都を精力的にロケハンに回った

特に左京区南禅寺界隈別荘怡園(旧細川家別邸)を気に入り[5]、ここを日本の組織のボスとして撮影に参加していた丹波哲郎邸に見立てて1974年2月7日から9日の三日間、別邸の十畳を二間を貸し切り、撮影が行われた

役者の参加はロバート・ミッチャム高倉健、丹波哲郎の3人で、この時点では高倉は丹波の実弟という設定で、誤って丹波の子どもを殺したため、高倉が旧友・ロバート・ミッチャムを伴い、丹波邸に出向き、高倉が丹波に詫びを入れ、高倉が指を詰める見せ場の撮影が行われた]

しかしポラック監督が「何で指を詰めるのか、身内なら止めるのでないか?」と反問したため、俊藤浩滋東映参与が懸命に説得したが、ポラック監督の説得は難航した[5]。丹波が岡田英次の交代した理由は分からないが、この一件で撮り直しや、ストーリーも変更が加えられたものと見られる。